先日購入した辻仁成(つじひとなり)の『立ち直る力』を読んでみました。
本の帯に「パラパラめくって偶然開いたページをまずは読んでみてください。」とあるように、1ページ読み切りで「人が立ち直るための方法」が、辻さんの言葉でずらりと書かれています。
仕事の休憩時間であっという間に読み終えましたが、心が疲れた時にさっと取り出して何度でもパラパラと読みたくなる本です。
気持ちが落ち込んでる時、うまくいかない時、視野が狭くなってる自分に気付きます。
本の最後のほうで「息子よ。」と息子へ向けた言葉が並んでますが、それは息子だけでなく、自分へ向けての言葉としても受け取れます。
最近疲れた顔しか見せないうちの次男にもさりげなく勧めてみようかと思います。
その後、ひきこもり長男の差し入れに本を忍ばせようかと思います。
活字が得意でなくてもスラスラ読めてしまいます。
辻さんとの最初の出会いは高校生の時、友達にECHOES(エコーズ)いいよ~と勧められて一緒にウォークマンで聞いたのが最初です。
友達とイヤホンを半分こずつで、休み時間とか通学の電車の中で音楽を聴いてたのが懐かしいです。
辻さんの曲でよく知られているのは昔、菅野美穂の主演ドラマ『愛をください』の主題歌だった『ZOO』が有名かと思います。
私は『GENTLE LAND』をよく口ずさんでましたが、あの頃の辻さんのイメージは少し拗ねたような、それでいて愛に飢えたような(失礼かも)、でもそれが思春期のころの私には心地よかったです。
今回30年ぶりに再会した(勝手に再会^^;)辻さんは家族を持ち父となり、紆余曲折ありながら今は一人で息子さんを育ててらして・・・決して人生思う通りうまくいったという感じではないけれど・・・それが言葉からもとても滲み出てるところが好きです。(Twitterなども拝見して)
いつどのページを開いても不思議と言葉がスッと入ってきます。
それだけ人は常に色んなものを抱えて生きているのでしょうか。