千葉県の南部では、キョンやイノシシといった野生動物が増加しています。
行動範囲も拡大し、深刻な農作物の被害はもちろん、人間の生活圏に出没する事例が多くなってきているということです。
私の住む場所でも最近目撃情報がありました。
徐々に北上してきてる感じです。
そのうち犬の散歩中なんかに出くわしてしまったらと想像するとちょっと怖いですね。
千葉県南部へ行くと、飲食店の入り口などで『房総ジビエ』の文字をよく見かけるようになりました。
のぼり旗も増えてきたように感じます。
狩猟によって捕獲されたイノシシやシカなどを地産地消でいただける所が増えてきたようで、いい事だと思いますし個人的には嬉しいです。
畑を荒らすなどの被害をなくすため駆除される野性動物ですが、それで終わりでなく、美味しくいただけるのでしたら、こんなにいい事はありません。
イノシシやシカは牛や豚に比べ運動量が多いため、筋肉が発達しているそうです。
そのため鉄分やたんぱく質が多く成分表を見ても他の栄養価も高いことが分かります。
イノシシの脂肪にはコラーゲンも多く、滋養強壮にも良いとされるタウリンなども含まれているそうです。
そしてコエンザイムQ10も多く含まれており、アンチエイジングや認知症のリスクを減らす事などでも注目されています。
またシカ肉もそれぞれの栄養価が高い上、脂肪も少なく、オメガ3脂肪酸(DHA・EPA・ARA)なども含まれており、ダイエット食やアスリートの方などにも注目されています。
どちらもサプリメントで摂取するイメージでしたが、もっと手軽にジビエ料理を日常的に取り入れられたら健康にも美容にも嬉しい限りですよね。
ということで、先日駆除したイノシシをいただきましたのでので早速焼いてみました。
血抜きはされています。
大量にいただいたので、半分はおすそ分けし、もう半分は冷凍しました。
ニンニクを混ぜた味噌に一晩漬けて置き、フライパンで焼きます。
しっかりと噛み応えがあり、肉の臭みは全くなく、お肉の味が濃く、脂には甘みも感じられ、ニンニク味噌ともベストマッチングでした。
ハーブ塩とかでもよさそうです。
ビールが進みます。
ほぼ一人で食べてしまいました。
本当に美味しかったです。
以前いただいた時はぼたん鍋(イノシシと野菜などを味噌で煮込む鍋)にしたので、肉は煮込むほどにとても柔らかくなり、それはそれで美味しかったのですが、私はどちらかというと、少々噛み応えがある肉を食らってる感のある今回の方が楽しめました。
そして驚いたことに翌日、珍しく身体がなんだか元気だと感じました。
基本、私の体は疲労感に覆われているので、元気という表現が自分の体に対して出てくるなんて思ってもいませんでした。
今回は野生のパワーとその恵みを体で感じとることができました。
定期的に食事にジビエを取り入れることで元気に年を重ねられる気がしてきました。
なんだか猪突猛進できそうです。
感謝!