最近「50歳の壁」を前に、それをどう乗り越えていこうか、具体的に何ができるのかを日々悶々と考えています。
40歳の壁というのもありますが、10年前それを意識した記憶があまりありません。
たぶん保育園児、中1、高1の子育てと、家事・仕事に奮闘していたから。
あの頃は今と比べて断然体力もあり、良く動き回っていたと自分でも思います。
慣れない土地での生活が始まったのもこのころで、振り返るとあまり考えずに駆け抜けてきたなぁという印象です。
気付けば、まぶしいほど白かった我が家の壁もだいぶ黄ばんでいます。
そして、自分の年齢にも不意に愕然とすることがあります。
今、気持ち的には余裕ができた気しがています。
自分のことも周りのこともいろいろと見えるようになってきました。
しかし一方で、時間的な余裕のなさに危機感を抱いています。(お金もだけど)
このままの生活を続けていたら、行く末が見えてしまっている。
時間に余裕がないまま毎日が過ぎ、気付いたら定年を迎え収入は減り、何かを始めようにもやれることは限られてしまう。
そんなことを最近は本気で考えはじめ、気持ちばかりが焦っています。
外見的・肉体的なことを言えば、その著しい劣化にがっかりしながらもなんとか向き合っていかねばという気持ちでいます。(40代の変化が著しかった)
更年期の様々な症状(特に慢性的な肩こり・腰痛・ほてり・ホルモンバランスや自律神経の乱れ・精神不安など)に悩まされた時期がありましたが、今はだいぶ落ち着いてきました。
人付き合いに関しては、気を使ったりするのが面倒になってきているので、ごく気の合う少ない友達とたまに会えればいいという考えになっています。
基本、ひとりがいちばん楽だし苦ではないです。
それがいいか、悪いかは分かりませんが今はそう思っています。
夫に対しては、子育て期に多かった「期待し、裏切られ、いつも私ばっかり!(怒)」というのが気付いたら今はありません。
子育てが少しずつ落ち着いてきたせいもありますが、期待しなくなったからというのが大きいです。
最近はお互いにあまり干渉しあいません。
あの頃に、夫に期待しない気持ちを持てていたら、私はあんなに苦しまなかったのにって思います。
あきらめとは少し違いますが、依存も期待もしなくなった今はわりと気持ちが楽です。
そして自分を幸せにしたり、楽しませたりできるのは結局は自分しかいないと気が付いたら、余計に夫に対してこうしてほしいとか、甘えの気持ちみたいなのはなくなりました。
けっして夫と仲が悪いというわけではないです。
むしろ夫には自分がやりたい事をやって欲しいと思うようになりました。
少しだけ私が自立できたのかもしれません。
今さらって感じですが。
さて、時間がないと焦るだけでは何も事は変わらないので、今は自分の時間を取り戻すべく、24時間を見直す作業をしようと考えています。
そして50歳の壁を乗り越えるにあたり、新しいことを始めたい。
チャレンジをし、それを継続したい。
毎日なんとなく過ごすのはやめたい。
貯金2000万円は到底無理なので、ならば細々とでも安定した収入につながるような、継続できる何かを始めよう。
そんなふうに思っています。(思ってるだけで終わらないようにしないと・・)
今はすごくぼんやりしていますが。
先日出逢った著書の中にこんな事が書いてありました。
人間が変わる方法は3つしかない。
1 時間配分を変える
2 住む場所を変える
3 付き合う人を変える
この3つの要素でしか人間は変わらないといいます。
自分に置き換えできることを考えてみました。
2番の「住む場所」は変えられない。
3番の「付き合う人」は行動が変わり環境が変われば変わるかも。
1番の「時間配分」は自分次第で変える余地があるはず。
まずは著書にあったように目に見えない時間を、「24時間タイムログで時間を見える化する」ことから始めたいと思います。
目に見えるだけでも何か発見があるはずです。
これまで時間というものをそこまで意識せずに過ごしてきました。
というか、ただ追われてばかりでした。
時間もお金の管理と一緒で、把握することが可能であり、「時間の財布」という考え方を持つことが必要であると書いてあります。
1日は誰にとっても24時間と決まっています。
お金と同じで限りがあります。
時間の引き算や足し算といった自分では思いもよらない考え方も知りました。
それはまさに「時間術」です。
何度か読まなくては熟知できなそうです。
また読み返します。
私には一度では難しいです。
とはいえ、自分の性格からしてそこまでストイックになれる自信はないけれど、意識を変え近づけることはできます。
喝を入れられたような、今そんな気持ちです。
そして人生を豊かに大切に生きていくためのヒントと希望をいただけた本があります。これもまた読み返したいです。
自分の置かれている状況に当てはまるところは心にグサッと刺さります。
人は多かれ少なかれ、何かしらの制約の中で生きています。
「枠」という制約条件があるからこその決断は、私にとって価値のあるものであり、私を取り巻くすべての「枠」は必要なものだったと肯定的に捉えることができました。
それが私自身ですから。
そしてそれは感謝すべき存在なのだと気が付きました。
私みたいな主婦にとってみればどんな些細な決断も簡単なことではありません。
でもできない言い訳を言うなよ!とこれからは、私は私に言っていこうと思います。
人生一度きりだし。
これからの時代を逞しく生きていくための知恵や気付きを毎回いただけるはるさんのVoicyは、毎朝通勤中に聴くのが今は楽しみのひとつです。
そんなはるさんの著書は、どんな人がが読んでみても刺さるところがあるのではないでしょうか。
私の頭では何度か読まなくてはインプットされないので、再度読もうと思っています。
自分へ忘れるなよというメッセージをこめて。