入社してから1ヶ月のアルバイト期間が終了するので、会社から正式に社員として継続するかの意向確認がありました。
思っていたのと違うとかあるらしいので。
覚悟は決めたので、引き続きお願いしますと書類に捺印し所属課長へ渡しました。
少しずつですがだいぶ仕事も覚えてきました。
今私が携われるところはまだほんの一部分です。
頭がごちゃごちゃになってしまわないように、先輩が小出しに指導してくれています。
私のキャパをよく見抜いてくれています。
まだまだ覚えることはたくさんあるとの事でした。
それでも毎日できる事がひとつでも多く増えていくのは、この歳になるととても新鮮なことです。
最近ではなかったことです。
必要な業務の習得なので偉そうなことは言えませんが、本当なら日常においても新しいことを学ぼうとすることは、大事なことなんだと思いました。
頭では分かっていましたが、なかなかできていませんでした。
たいした努力もしないで、今の自分の能力や忘れっぽさを歳のせいにしていたかと思うと恥ずかしいです。
もちろん抗えないものもありますが。
主に指導してくれる方は自分よりひと回り以上年下の男性です。
いちいち聞かないと分からない自分に、忙しくても嫌な顔をせずに教えてくれます。
数ある業務の中で今行っている作業の意味、会社全体の流れの中のどういうところを担っているのか等、丁寧に教えてくれます。
私が不安に思うことを気遣ってくれるところがあり関心してしまいます。
彼は私からすればベテランですが、新人のころは辛い経験をされたでしょうし、だからこそ私の不安が手に取るように分かるのかもしれません。
いつか頼りにしてもらえるような立場になりたいと思うので、今は余計なことは考えずひとつひとつ丁寧に取り組むだけです。
仕事とはいえ、自分に費やしてくれた時間と労力を無駄にさせてはいけないと、要らぬ考えかもしれませんが、そんなことが逃げずにがんばる後押しにもなりました。
気持ちに余裕がない今だからこそいい面もありまして、毎日自分でも驚くほどの集中力で仕事をしています。
時間が経つのも早いです。
私はドライアイなので目をずっと開けているのが辛いのですが、仕事中ほとんど瞬きをしていないことに気が付きました。
どうりで夜になると目がしょぼしょぼして痛いわけです。
「何かを始めるのに遅すぎるということはない」とよく耳にする言い回しですが、それがいつも頭の中にあります。
というか自分に言い聞かせています。
もうひとつ言うなら、「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」(上杉鷹山)
これは母が生前よく口にしていました。
母も人知れず何かと闘い、自分へ言い聞かせていたのでしょう。
手を抜かずに取り組んでいけば、時間が解決してくれる問題もきっとある。
自然に分かってくることも多くあるんだから。
少しだけ肩の力を抜くことができました。
前職を辞め仕事探しが始まり、何社目かでようやく採用され、いざ始まれば自信のなさから思うようにいかず、居場所のなさに心折れそうになり、なかなか立ち直れずにいました。
まるで自分が自分に振り回されてるようで、くたびれてしまっていました。
朝は動悸と過呼吸がしばらく続きました。
今、朝は緊張しますがなんとか落ち着いています。
子供のころの学校生活、過去の転職など思い返し今と比べてみると、いつしか環境へ馴染むことがより難しくなってしまいました。
経験は積んでいるはずなのになぜだろう。
逆に昔と比べ恐怖心とか心配事とかが増えた気がします。
しかし願った通りの土日祝日休み、安定企業、家から10分。
泣き言は言わず、来月から社員として自分の居場所を早く見つけたいという気持ちでいます。
一方で、第二の人生へのステップでしかないというどこか冷静な気持ちも持っています。
入社早々にして定年までそう長くはないですし、それ以降のこともちゃんと考えたいと思っています。
本当の挑戦はまだこれからなのかもしれないし、本当の居場所も他にあるのかもしれないし分かりません。
ひとまず明日から一週間またがんばります。
追伸:私のブログは完全に個人の日記ブログであり、どなたかのためにお役に立つとは思っておらず、有益な情報を発信するものでもありませんが、立ち寄ってくださる皆様にはいつも心から感謝の気持ちでおります。
もともと自分のために日記を書きたかったのが始まりですので、平凡な一中年女性が家庭や仕事において、日々奮闘しているのを軽い気持ちで覘いていただくだけでもいいですし、もし私の日常の出来事や思いがどなたかのこころに少しでも響くことがあるとすれば、それは嬉しく思います。
更新もまばらですし拙いブログですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
本当にいつもありがとうございます(*´ω`*)