mimigah’s diary

明日に幸あれ

サンタさんへの手紙

今年はクリスマスがちょうど週末と重なり、より盛り上がった方も多いのではないでしょうか。

我が家はどうかと言いますと、ツリーもプレゼントもないですし、クリスマスらしいものは全くありません。

昨日の朝、LINEの画面で雪がちらついているのを見て、「あら、画面変わったのね・・・」なんて見つめていましたが、そうかクリスマスか!って。

それくらいでした。

雪だるま, 雪, クリスマス, 冬, 寒い, 形, 装飾, Iceman, 雪が降る, 降雪, キャップ

 

娘がまだ家にでもいれば、それらしいことをしたかもしれません。

でも今は逆にいつも通りに過ごせるので正直そのほうがいいです。

もう十分役目は果たしてきましたから。

 

昨日は予約していた美容院に行き、その後チキンとケーキくらい買って帰ろうと思い、イオンモール成田に行きました。

無計画にふらっと寄ったのですが、給料日後のクリスマスだったせいか?買い物客でかなりごった返していました。

人込みは苦手なので、目的のものを買い早々に店を出ました。

 

子供たちが小さいうちの年末イベントは、お金も準備もなにかと大変でしたが、ツリーを一緒に飾り付けたり、子供とワクワクした記憶が蘇ります。

 

 

わが家の末っ子次男の話なのですが、小学校6年生までサンタさんの存在をちゃんと信じていました。

 

本人が気付くまでは、と思っていましたが、中学生になりようやく現実を知ったようでした。(純粋)

歳の離れた姉と兄は黙っててくれたんですね。

 

友達同士の間で何となく知っていったのでしょうけれど、どんな気持ちだったのか。

そのあたりの話には触れたことはないですが複雑だったかもしれません。

そうやって徐々に大人になっていくんですね。

でもサンタさんを信じていた自分を忘れないでほしいなとも思いました。

 

子供は、サンタさんが希望のプレゼントを届けてくれると信じています。

それが叶わなかったらやはりかわいそうですし、親としてもしっかりサンタの任務を果たさなくてはいけません。

何より子供をがっかりさせたくないのと、喜ぶ顔が見たい。

ですから早ければ11月ころから、さりげなく欲しいものを聞き出してみたり、サンタさんも準備があるだろうし、早めに手紙を書いたらどうかと促したりしたものです。

 

そしてAmazonから荷物が届くと、バレないように細心の注意を払いました。

「パパの荷物が届いたみたい。」とか言って玄関の靴箱にしまい当日まで次男の手の届かない高い所にしまっておいたり。

 

イブの夜には、ソワソワしてなかなか寝つけない我が子に「起きてる子のところにサンタさんは来ないよ!」なんて言って、寝ついたのを確認してから枕元にそーっと置きました。

袋のガサガサ音にドキドキしながら。

 

子供が朝目覚めてプレゼントに気付いた時のあの喜びの表情といったら!

結局その顔が見たかったのかもしれません。

 

きっと多くの親御サンタはそうやってクリスマスを迎えられるのではないでしょうか。

思い返すと親子の素敵なイベントでした。(親の驕りと思えないわけでもないけれど)

 

 

今年の年末は、少しずつ収納の整理や大掃除を始めているのですが、その中に次男が小学校3年か4年の時にサンタさんに宛てて書いた手紙が出てきました。

 

懐かしくて、可愛くて写真を撮りました。

f:id:mimigah:20221223124318j:image

 

商品のリクエストが明確で分かりやすいです。

そしていつになく丁寧な言葉遣いと、サンタさんへの励ましの言葉もあります。

思いやりを感じる文章に、思わず顔がほころんでしまいました。

ポケモンカードに夢中だったころです。

確実に手に入れたい強い思いも読み取れます。

掃除中クローゼットから出てきたこの手紙にほっこりしながら、幸せな気持ちになりました。

 

みなさんはどのようなクリスマスを過ごされましたか。

 

変わらないもの

先日6年ぶりに埼玉の実家へ行ってきました。

そんなに経っていたなんて、少し驚きでした。

近くもないですが、行こうと思えば普通に行ける距離です。

ですが兄の家族のことを考えると、お邪魔するのはなるべく遠慮してしまいます。

かといって向こうには逢いたい友達も今はいないのでつい遠のいてしまい、よほどの目的がないと行くことはなくなりました。

 

なので母の三回忌以来です。

七回忌はコロナで見合わせましたので。

 

兄に「新米を取りに来てね。」と言ってあったのですが、今年はなかなか来られませんでした。

うちは農家ではないのですが、田畑を貸しているので年貢米が届きます。

食べ切れないのでそれを身内におすそわけしています。

 

兄は出張が多い仕事で、千葉方面に来るときは時々立ち寄ってくれるのですが、最近は長野や新潟方面が多いようでこちらにはめっきり来なくなりました。

 

夫が「もう新米じゃなくなっちゃったけど米届けようよ。」と珍しく休みをとってくれたので、急遽行くことにしました。

兄夫婦もたまたま休みが重なったのでちょうど良かったし、夫に感謝です。

 

両親のお墓にも長いこと手を合わせていないので行きたいと思っていました。

ついでのお墓参りはしたくないので「米がついでだからね、メインはお墓ね」と夫に念押しして出かけました。

 

寄り道しながら3時間ほどで到着。

「しばらくぶりだね。」と父と母に心の中で言いました。

 

なんとなく気持ちがスッキリしました。

こういうことは、連続する日常の区切りにもなります。

少しだけ立ち止まって故人を想い、家族や兄弟の大切さを改めて感じたり、感謝する気持ちになれたりします。

疎かにしてはいけないですね。

 

その足で久しぶりに兄夫婦と昼食を食べに行きました。

訪れるたびに新しい店ができ、様変わりする故郷の街並みですが、逆に子供の頃から変わらないものが目につくと嬉しくなります。

 

兄の住む実家は新たに建てた家なので、私の育った家ではないのですが、昔父が気に入って買った家具や、母が使っていた調理器具や食器類などがいくつも残っています。

なかなか年季が入っています。

それらはなぜか不思議な存在感があります。

そして囲まれてると安心するのです。

 

実家から歩いて5分ほどのところに私の通っていた小学校があります。

学校の脇を通ってみると、校舎から外に出る古い渡り廊下が見えました。

あれから40年くらい経ってるのに、そこは全く変わらずあの日のままの状態で、なんだか嬉しくなりました。

北の端っこの冬は寒くて薄暗い場所なんですが、なぜかこの場所がお気に入りで友達とよく遊んてまいました。

その渡り廊下の両脇の壁に隙間があるのですが、ヤンチャな男子が頭を入れ、抜けなくなってしまい大騒ぎになった事件があったのを思い出しました。

通り抜けられると思ったのでしょう。

 

今あの子はどうしてるのだろう。

 

それから、兄がサイボクに連れて行ってくれました。

埼玉県の日高市にあるサイボクは埼玉種畜牧場の略です。

子供の頃家族とよく行った場所です。

買い物が終わると外で焼いて売っているフランクフルトを食べるのが楽しみでした。

 

www.saiboku.co.jp

 

今は豚肉オンリーだった昔とは違い、店も増えて地元の狭山茶をはじめ野菜や果物、パンや干物まで売っていて、遊ぶところもあり温泉も入れて、ちょっとしたレジャー施設のようです。

買ったものはその場で全国発送ができるようになっています。

値段もそれなりにお高めですが、肉も加工品もひと味違います。

昔と変わらぬ美味しさ!

特にウィンナーは種類豊富でどれも美味しい。

 

お米と引き換えにお土産を買ってもらっちゃいました(o^^o)

(大好きなミミガーもあります)

f:id:mimigah:20221212124749j:image

 

たまの故郷やっぱりいいな。

変わらないものってやっぱりいいな。

 

 

 

わが家の買ってよかった2022

今週のお題「買ってよかった2022」

 

師走になったと同時に急激に冷え込みが激しくなってきました。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今年はいつになく、月日が過ぎるのが早かったように感じられます。

 

振り返ると2022年は夫の入院から始まり、次男の高校受験、長男の引きこもり開けの社会復帰、母親の入院、私の退職からの就職活動と、大まかですが気持ちがなかなか休まらない年となりました。

ようやく今になって今年いちばん穏やかな時間を過ごすことができています。

 

さて、私が自分にひとつだけ誇れることがありまして、ここ何年も風邪をひいたことがないということです。(たいしたことではないですけど)

寝込むわけにはいかないので、常に気を張っているのは確かです。

 

ただ筋力の衰えだけは気合でどうにかなるものでもなく、足腰が弱くなっているのは感じておりまして、将来家族に迷惑をかけないためにも、できる範囲で努力はしているところです。

そんな中、わが家で今年取り入れたモノたちの紹介です。

 


f:id:mimigah:20221203080501j:image

f:id:mimigah:20221203080458j:image

 

懸垂マシーンていうんですかね、正式名称は分かりません。(左)

腹筋とかも鍛えられるし、手前の持ち手をつかんで一応腕立て伏せもできるかんじです。

あと重さの変えられるダンベルと負荷が調整できる握力トレーニング器具と握力測定器です。(右)

 

息子たちは(ムキムキ目指して?)がんばっていますが、私の使い方は肩こり腰痛予防で毎日ただぶら下がるだけです。

懸垂なんてとてもじゃないけどできません。

ただぶら下がるのも意外ときついんです。

元気があるときは足を前に出して腹筋もやりますが、基本はぶら下がり健康機です。

そのせいか以前のように肩から背中がバキバキということはなくなりました。

毎日事務仕事ですが不思議とそんなに辛くないです。

実際に上背部・腰背部・腹部のストレッチ効果があり、腰痛や肩こりにも効果があるそうです。

肩甲骨周りの筋肉が伸びて気持ちがいいです。

猫背矯正にもなるそうです。

エスト回りがこころなしか締まった気がします。

ついでですが握力も少し増しました。

 

物が大きいので、いちばん邪魔にならない踊り場に置いてあります。

吹き抜けのリビングから階段を上がって、二階に行く途中に4畳半くらいのスペースがあるのですが、そこがパソコン部屋兼トレーニング部屋兼部屋干し場となっています。

 

バラバラの状態で届いて、大した工具は入っていなかったのですが、夫が組み立てて1時間弱くらいで出来上がりました。

今のところ物干しにはなっていません。

 

左の写真のものは、次男が自分の体が細くて小さいことがコンプレックスで自分で買ったものです。

そして右の写真のものは、それに便乗した長男が買ったものです。

私は息子たちのものを使わせてもらってるので、洗濯物でも掛けようものなら怒られてしまいますから。

 

家族それぞれの健康維持のために、今のところは大活躍している、これがわが家の「今年買って(もらって)よかったモノ」です。

 

正式入社

入社してから1ヶ月のアルバイト期間が終了するので、会社から正式に社員として継続するかの意向確認がありました。

思っていたのと違うとかあるらしいので。

 

覚悟は決めたので、引き続きお願いしますと書類に捺印し所属課長へ渡しました。

 

少しずつですがだいぶ仕事も覚えてきました。

今私が携われるところはまだほんの一部分です。

頭がごちゃごちゃになってしまわないように、先輩が小出しに指導してくれています。

私のキャパをよく見抜いてくれています。

まだまだ覚えることはたくさんあるとの事でした。

 

それでも毎日できる事がひとつでも多く増えていくのは、この歳になるととても新鮮なことです。

最近ではなかったことです。

必要な業務の習得なので偉そうなことは言えませんが、本当なら日常においても新しいことを学ぼうとすることは、大事なことなんだと思いました。

頭では分かっていましたが、なかなかできていませんでした。

 

たいした努力もしないで、今の自分の能力や忘れっぽさを歳のせいにしていたかと思うと恥ずかしいです。

 

もちろん抗えないものもありますが。

 

主に指導してくれる方は自分よりひと回り以上年下の男性です。

いちいち聞かないと分からない自分に、忙しくても嫌な顔をせずに教えてくれます。

 

数ある業務の中で今行っている作業の意味、会社全体の流れの中のどういうところを担っているのか等、丁寧に教えてくれます。

私が不安に思うことを気遣ってくれるところがあり関心してしまいます。

彼は私からすればベテランですが、新人のころは辛い経験をされたでしょうし、だからこそ私の不安が手に取るように分かるのかもしれません。

 

いつか頼りにしてもらえるような立場になりたいと思うので、今は余計なことは考えずひとつひとつ丁寧に取り組むだけです。

仕事とはいえ、自分に費やしてくれた時間と労力を無駄にさせてはいけないと、要らぬ考えかもしれませんが、そんなことが逃げずにがんばる後押しにもなりました。

 

気持ちに余裕がない今だからこそいい面もありまして、毎日自分でも驚くほどの集中力で仕事をしています。

時間が経つのも早いです。

私はドライアイなので目をずっと開けているのが辛いのですが、仕事中ほとんど瞬きをしていないことに気が付きました。

どうりで夜になると目がしょぼしょぼして痛いわけです。

 

「何かを始めるのに遅すぎるということはない」とよく耳にする言い回しですが、それがいつも頭の中にあります。

というか自分に言い聞かせています。

 

もうひとつ言うなら、「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」(上杉鷹山

これは母が生前よく口にしていました。

母も人知れず何かと闘い、自分へ言い聞かせていたのでしょう。

 

手を抜かずに取り組んでいけば、時間が解決してくれる問題もきっとある。

自然に分かってくることも多くあるんだから。

少しだけ肩の力を抜くことができました。

 

前職を辞め仕事探しが始まり、何社目かでようやく採用され、いざ始まれば自信のなさから思うようにいかず、居場所のなさに心折れそうになり、なかなか立ち直れずにいました。

まるで自分が自分に振り回されてるようで、くたびれてしまっていました。

朝は動悸と過呼吸がしばらく続きました。

今、朝は緊張しますがなんとか落ち着いています。

 

子供のころの学校生活、過去の転職など思い返し今と比べてみると、いつしか環境へ馴染むことがより難しくなってしまいました。

経験は積んでいるはずなのになぜだろう。

逆に昔と比べ恐怖心とか心配事とかが増えた気がします。

 

しかし願った通りの土日祝日休み、安定企業、家から10分。

泣き言は言わず、来月から社員として自分の居場所を早く見つけたいという気持ちでいます。

 

一方で、第二の人生へのステップでしかないというどこか冷静な気持ちも持っています。

入社早々にして定年までそう長くはないですし、それ以降のこともちゃんと考えたいと思っています。

 

本当の挑戦はまだこれからなのかもしれないし、本当の居場所も他にあるのかもしれないし分かりません。

 

ひとまず明日から一週間またがんばります。

鉄道, 岩, 日没, 太陽, 日光, 追跡, レール, レール トラック, 鉄道線路, さび, 錆びた

 

追伸:私のブログは完全に個人の日記ブログであり、どなたかのためにお役に立つとは思っておらず、有益な情報を発信するものでもありませんが、立ち寄ってくださる皆様にはいつも心から感謝の気持ちでおります。

もともと自分のために日記を書きたかったのが始まりですので、平凡な一中年女性が家庭や仕事において、日々奮闘しているのを軽い気持ちで覘いていただくだけでもいいですし、もし私の日常の出来事や思いがどなたかのこころに少しでも響くことがあるとすれば、それは嬉しく思います。

更新もまばらですし拙いブログですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

本当にいつもありがとうございます(*´ω`*)

 

 

 

ネイリストさんと私

中途入社から3週間ほどたちました。

振り返り、沈んだ顔ばかりしていたことを家族に申し訳なかったと思っています。

 

会社のほうですが、今はまだ仕事をしているというよりも、ひとつひとつ与えられた作業を覚え、それをこなしている段階です。

全体の流れはなんとなく掴め、自らできる範囲で動きますが基本指示待ち状態です。

今はできることだけやらせてもらっているので、程よく忙しい感じです。

相変わらず必要以上に緊張でガチガチになっているので、余計に疲れてしまいます。

こういうとき肩の力を抜くことができない自分がつくづく嫌になります。

そのせいか夜は自然に眠くなり、よく眠れます。

不眠症どこへやらです。

 

覚えることは山積みですし、実際に教えてもらわないと分からないことばかりなので、その都度目の前にあることに集中し、今は余計なことは考えないようにしています。

ひとつひとつクリアしていくだけです。

 

始めのうちは気持ちが折れそうで、吐き気と憂鬱さでブログに向かう気持ちになれませんでしたが、徐々に回復してきました。

 

今の時点で言い切るのは早いかもしれませんが、50歳から未経験の分野で新人として入社するのは、いまさらですが少し無理があったと感じています。

認めたくはないですが、一度教わっただけでは覚えられないことも多々あります。

仕事の内容含めマニュアルやルールがとても細かいです。

 

同じ50歳でもゼロから自分で会社を立ち上げる人もいます。

きっとマニュアルやルールがあるとすれば、自分で作っていくのでしょう。

失敗しながらも、調べたり勉強したり、人知れず努力をされるのでしょう。

本当のところ、そんな生き方に憧れます。

ですが簡単なことではないことは分かっています。

 

現実的に自分には起業なんてできないし、フリーで仕事をすることもできないと思っているので、作られたものにしがみついていくほかありません。

私にとってはこれが挑戦でした。

まだまだ馴染めず居心地は良くないですが後悔はしていません。

仕事を覚えるのに時間がかかっても、最終的にできるようになればいいと思うようにしています。

 

さて、昨日はネイルサロンへ行き、久しぶりにリラックスし楽しい時間を過ごすことができました。

彼女との付き合いは13年くらいになると思います。

会うと自然と笑顔になってしまいます。

「ぺーぺーだから今日も地味なやつにしてね。」とお願いしました。

 

いつも気にかけ心配してくれてるので彼女にこれまでのことを報告しました。

「現状を良くしようと思って、飛び込んで行ったんだから勇気があるし偉いよ、私には怖くて絶対できないよ。」とただ無謀なだけの私を褒めてくれたりします。

全然偉くはないんですけどね。

 

彼女はネイリストとして高い実力を持っています。

若いころ美容部員として働いていましたが、会社のやり方と合わずにやりたかったネイルの道へ進み起業し今成功しています。

ネイリストになったわけを、いつだかこんな風に言っていました。

「綺麗になれば気持ちが上がるし嬉しくなる、人をそんな気持ちにさせてあげたい。」

優しい彼女らしい理由です。

そしてとても努力家です。

 

私が褒めると、「だって他の事できないしこれしかないのよ。」と言いますが、ひとつでも誰より負けないものを持っていればそれに勝るものはないと思います。

「好きなことやらせてもらって、お客さんが来てくれて本当にありがたいことよ。」といつも謙虚です。

自分にはないものを持っている彼女に私は憧れます。

尊敬もしています。

 

ごまかしの効かない仕事なので意識は常に爪に集中していますが、話題が豊富でいつもいろいろな話をしてくれます。

仕事柄様々な職種のお客さんと接しています。

人それぞれの生き方、考え方があるのだと勉強にもなるそうです。

 

そんな彼女も年齢相応の体の変化や不調に対する悩みを抱えていました。

最近では腰や肩が辛くなり目も見えづらくなってきたことで、先々の不安を常に持っているようでした。

自営業なので自分の身は守らなくてはいけません。

働けない状況になってしまうことが怖いと言っていました。

 

ひとりで1日何人ものお客さんを相手にし同じ体勢をとるので、想像以上に体に堪えるようです。

そのうち限界が来る仕事と心得てはいるので動けるうちにたくさん働こうと、夜遅くまで仕事をしていましたが、そろそろ続けていくのが難しくなってきたそうです。

夜専門のお客さんにお断りを決意したもの、なかなか言い出せないと悩んでいました。

 

それでも彼女は今の技術を生かせる、その後の新しい道をすでに考え始めていて、実行に向けて少しずつ動き始めているようでした。

常に自分を見つめ、柔軟に仕事や生き方と向き合っていける彼女は、聡明でとても素敵な女性です。

 

「私は彼女のように自分を大切にできているのか。」

「私にできることが他にまだあるのではないか?」

 

彼女と会った後はなぜかいつもそんな気持ちになります。

若さは取り戻せませんが、一緒にいるときっと素敵に歳を重ねていけるのではないかと思える人です。

 

「これからも会うたびちょっとずつでも進歩していたいし、留まりたくない。」と前向きな彼女の決意のような言葉を昨日は聞けました。

嬉しいし、励まされました。

 

「またね、がんばろうね!!」とお別れしました。

 

次回、何か報告できるような成長を遂げようと、小さく決意した私です。

 

 

 

 

 

 

情けない自分

前職を辞め、中途入社で今月1日初出勤の朝、緊張のせいなのか吐き気がひどくて朝食が喉を通りませんでした。

いつもより早く目覚め、長男と次男と自分の弁当を作り、落ち着かないので早めに家を出ることに。

会社が近づくにつれて動悸がしてきました。

 

「大丈夫、大丈夫、笑顔で。」と自分を諭し、会社へ足を踏み入れました。

 

私の配属先の課は2階の広いフロアの奥の方でした。

部署ごとのグループが同じフロア内だけで6つくらいあります。

 

デスクに案内されると、すぐに仕事ができるように色々と整えられていました。

 

自己紹介・あいさつ回り・いきなりの業務、何が何だか分からないまま一日は終わりました。

お弁当は半分食べるのがやっとでした。

 

業務どころか紹介された人の名前も顔も全く憶えられていない。

完全にビビってしまっている私。

 

性格上、人と環境に慣れるまでにいつも時間がかかってしまいます。

「知らない・わからない」という不安が歳のせいなのか、今回はとても大きなものに感じてしまいました。

今思えば、若いころに感じた不安はこんなに重たく深刻なものではなかったような気がします。

不安の中にあってもちゃんと張り合いとか期待感のようなものが混ざっていたと思う。

 

年齢相応の衰えは自覚していますが、それを強烈に感じた日でした。

 

今は昨日とはまるで違う水槽に移されたお魚のような気分です。

どこが居ごこちがいいのか、エサの捕り方もまだ分からない。

周りの魚たちは自分を受け入れてくれるだろうか。

呼吸すらうまくできずに、泳ぐのもままならないかんじです。

 

そんなことを思ってみても始まらないですね。

 

そう、今は一日一日を確実に重ねていくだけ。

焦るなよ私、時間がかかっても少しずつ前へ進めばいいよ、先は長いんだから。

そう無理やり言い聞かせてみたりする。

 

その日ひとついい事がありました。

仕事から帰ると、次男の弁当箱が洗われていました。

洗濯物もたたんでありました。

母が珍しくやっておいてくれたんだと思って、「ばぁちゃん来たんだ?」って聞くと、「来てないよ、気が向いたからやっといた。」と次男。

 

初日気疲れして帰ってくるであろう母親を気遣ってくれたのでしょう。

 

だから今はまだ弱音を吐かずに頑張らないといけないです。

いくつになっても、情けない自分がいます。

これまでやってこられたのは、間違いなくいつも誰かが自分を支えていてくれたから。

それを絶対に忘れてはいけない。

 

そしてもっとリラックスして自分らしく居られるよう努めてみよう。

少し肩の力を抜いてみよう。

来週からまた頑張ります。

 

第二の地元

今週のお題「地元自慢」

 

地元って言われると少し悩んでしまうんです。

30年間生まれ育った埼玉か、その後今も住んでいる千葉なのか。

 

今や数年に一度くらいしか故郷へ戻ることはなく、そのたびに道路も街並み変わり、もはや私の知っている街とは別の感じがしています。

そしてそこには実家・親戚以外に付き合いのある人はいません。

結婚・出産・子育てと気持ち的に余裕がなかったせいもあり、当時知り合いに引っ越しの知らせなどはしなかったせいで、見事に疎遠になりました。

今思えば連絡してまで付き合いを続けようと思える友達はいなかったんだと思います。

 

高校の同窓会は卒業後何度か参加したけど、途中から気持ちが乗らず連絡をとることをやめました。

そのせいで私の居場所を知る者はいません。

 

千葉県民歴のほうが短いのですが、ここには友達・仲間がいます。

そしてこの先も変わらずこの地に住む覚悟でいるので、今は住んでいるこの場所が地元と呼ぶのに相応しいのかと思います。

 

さて私の住むここ第二の地元ですが、太平洋の九十九里浜に面しており、一年を通してわりと寒暖差が少なく温暖な気候で、とても住みやすいところが気に入っています。

 

一見田んぼと海しかないような田舎ですが、国道へ出れば買い物には困らないし、都心へも通勤圏内だと思われます。

 

休日には東京や神奈川、埼玉など他県からの車も目立ちますし、特に九十九里浜沿いは観光の人達でにぎわっています。

東京方面から日帰りで遊びに来るのにちょうど良い距離かもしれません。

 

千葉と言えばイワシの漁獲量日本一は有名ですが、様々な新鮮なイワシ料理を食べることができます。

おいしく健康にも良い上比較的安価なため、日常的にイワシを食べることがここに来てから増えました。

なのでイワシのおいしさを知り、好んで食べるようになったのはわりと最近の事です。

イワシは「鰯」と書かれるように、陸揚げすると弱るのが早いようです。

そのせいか、埼玉時代にイワシを食べることがほどんどなかったと記憶しています。

 

イワシ以外にもヒラメ・スズキ・鯛・イナダあたりは時々友人が釣って、おすそわけしてくれます。

伊勢海老やタコも釣れますが、漁業権の侵害で罰せられる可能性もあるので、釣る場合は事前によく調べることが必要となります。

釣らない・捌かない私はいつも食べる専門です。

新鮮な魚に加え、新鮮な野菜をご近所さんからいただけることが、ここ第二の地元のよさだと実感しています。

それと引き換えにというわけではないですが、この辺りは男女ともに(特に高齢の方ですが)とにかく言葉遣いが良くないです。

海のそばに行くほどひどい気がします。

そういえば亡くなった夫の祖母も自分の事を「オレ」って言ってたし、話の半分くらいは夫の通訳なしでは理解できませんでした。

今はだいぶ慣れましたよ。

最初は泣きそうになることもありました。

だってケンカ売ってるみたいで。

口は悪くても、本当はおおらかで優しい人が多いこの場所が今は好きです。

住めば都です。

 

我が家の目の前には落花生畑が広がっていますが、千葉の「千葉半立」(ちばはんだち)という品種の落花生が有名です。

甘みがあって柔らかいです。

落花生はあまり好きじゃなかったんですが、初めて食べた茹で落花生が美味すぎて、大好きになりました。

ピーナッツ物のお菓子も多く見かけます。

 

そしてご近所にメロン農家さんが多いため、時期になると形が悪かったりで売り物にならないメロンが大量に我が家にまわってきます!

年に一度の贅沢な瞬間です。

f:id:mimigah:20221030135215j:image

※小学生時代の次男。嬉しそうにメロンに囲まれてますが、本人はメロンが嫌いです。

ちなみにこれの倍くらいいただきます。

 

他にもグランピング施設やキャンプ場なども充実しており、ペットと泊まれる貸別荘などもあります。

アウトドアも楽しめます。

いちご狩りも盛んです。(12月中旬~5月中旬くらい)

種類も豊富で、本当に甘くておいしいです!

 

観光にももってこいの私の地元自慢でした。(観光大使みたい・・)