今週のお題「地元自慢」
地元って言われると少し悩んでしまうんです。
30年間生まれ育った埼玉か、その後今も住んでいる千葉なのか。
今や数年に一度くらいしか故郷へ戻ることはなく、そのたびに道路も街並み変わり、もはや私の知っている街とは別の感じがしています。
そしてそこには実家・親戚以外に付き合いのある人はいません。
結婚・出産・子育てと気持ち的に余裕がなかったせいもあり、当時知り合いに引っ越しの知らせなどはしなかったせいで、見事に疎遠になりました。
今思えば連絡してまで付き合いを続けようと思える友達はいなかったんだと思います。
高校の同窓会は卒業後何度か参加したけど、途中から気持ちが乗らず連絡をとることをやめました。
そのせいで私の居場所を知る者はいません。
千葉県民歴のほうが短いのですが、ここには友達・仲間がいます。
そしてこの先も変わらずこの地に住む覚悟でいるので、今は住んでいるこの場所が地元と呼ぶのに相応しいのかと思います。
さて私の住むここ第二の地元ですが、太平洋の九十九里浜に面しており、一年を通してわりと寒暖差が少なく温暖な気候で、とても住みやすいところが気に入っています。
一見田んぼと海しかないような田舎ですが、国道へ出れば買い物には困らないし、都心へも通勤圏内だと思われます。
休日には東京や神奈川、埼玉など他県からの車も目立ちますし、特に九十九里浜沿いは観光の人達でにぎわっています。
東京方面から日帰りで遊びに来るのにちょうど良い距離かもしれません。
千葉と言えばイワシの漁獲量日本一は有名ですが、様々な新鮮なイワシ料理を食べることができます。
おいしく健康にも良い上比較的安価なため、日常的にイワシを食べることがここに来てから増えました。
なのでイワシのおいしさを知り、好んで食べるようになったのはわりと最近の事です。
イワシは「鰯」と書かれるように、陸揚げすると弱るのが早いようです。
そのせいか、埼玉時代にイワシを食べることがほどんどなかったと記憶しています。
イワシ以外にもヒラメ・スズキ・鯛・イナダあたりは時々友人が釣って、おすそわけしてくれます。
伊勢海老やタコも釣れますが、漁業権の侵害で罰せられる可能性もあるので、釣る場合は事前によく調べることが必要となります。
釣らない・捌かない私はいつも食べる専門です。
新鮮な魚に加え、新鮮な野菜をご近所さんからいただけることが、ここ第二の地元のよさだと実感しています。
それと引き換えにというわけではないですが、この辺りは男女ともに(特に高齢の方ですが)とにかく言葉遣いが良くないです。
海のそばに行くほどひどい気がします。
そういえば亡くなった夫の祖母も自分の事を「オレ」って言ってたし、話の半分くらいは夫の通訳なしでは理解できませんでした。
今はだいぶ慣れましたよ。
最初は泣きそうになることもありました。
だってケンカ売ってるみたいで。
口は悪くても、本当はおおらかで優しい人が多いこの場所が今は好きです。
住めば都です。
我が家の目の前には落花生畑が広がっていますが、千葉の「千葉半立」(ちばはんだち)という品種の落花生が有名です。
甘みがあって柔らかいです。
落花生はあまり好きじゃなかったんですが、初めて食べた茹で落花生が美味すぎて、大好きになりました。
ピーナッツ物のお菓子も多く見かけます。
そしてご近所にメロン農家さんが多いため、時期になると形が悪かったりで売り物にならないメロンが大量に我が家にまわってきます!
年に一度の贅沢な瞬間です。
※小学生時代の次男。嬉しそうにメロンに囲まれてますが、本人はメロンが嫌いです。
ちなみにこれの倍くらいいただきます。
他にもグランピング施設やキャンプ場なども充実しており、ペットと泊まれる貸別荘などもあります。
アウトドアも楽しめます。
いちご狩りも盛んです。(12月中旬~5月中旬くらい)
種類も豊富で、本当に甘くておいしいです!
観光にももってこいの私の地元自慢でした。(観光大使みたい・・)