mimigah’s diary

明日に幸あれ

情けない自分

前職を辞め、中途入社で今月1日初出勤の朝、緊張のせいなのか吐き気がひどくて朝食が喉を通りませんでした。

いつもより早く目覚め、長男と次男と自分の弁当を作り、落ち着かないので早めに家を出ることに。

会社が近づくにつれて動悸がしてきました。

 

「大丈夫、大丈夫、笑顔で。」と自分を諭し、会社へ足を踏み入れました。

 

私の配属先の課は2階の広いフロアの奥の方でした。

部署ごとのグループが同じフロア内だけで6つくらいあります。

 

デスクに案内されると、すぐに仕事ができるように色々と整えられていました。

 

自己紹介・あいさつ回り・いきなりの業務、何が何だか分からないまま一日は終わりました。

お弁当は半分食べるのがやっとでした。

 

業務どころか紹介された人の名前も顔も全く憶えられていない。

完全にビビってしまっている私。

 

性格上、人と環境に慣れるまでにいつも時間がかかってしまいます。

「知らない・わからない」という不安が歳のせいなのか、今回はとても大きなものに感じてしまいました。

今思えば、若いころに感じた不安はこんなに重たく深刻なものではなかったような気がします。

不安の中にあってもちゃんと張り合いとか期待感のようなものが混ざっていたと思う。

 

年齢相応の衰えは自覚していますが、それを強烈に感じた日でした。

 

今は昨日とはまるで違う水槽に移されたお魚のような気分です。

どこが居ごこちがいいのか、エサの捕り方もまだ分からない。

周りの魚たちは自分を受け入れてくれるだろうか。

呼吸すらうまくできずに、泳ぐのもままならないかんじです。

 

そんなことを思ってみても始まらないですね。

 

そう、今は一日一日を確実に重ねていくだけ。

焦るなよ私、時間がかかっても少しずつ前へ進めばいいよ、先は長いんだから。

そう無理やり言い聞かせてみたりする。

 

その日ひとついい事がありました。

仕事から帰ると、次男の弁当箱が洗われていました。

洗濯物もたたんでありました。

母が珍しくやっておいてくれたんだと思って、「ばぁちゃん来たんだ?」って聞くと、「来てないよ、気が向いたからやっといた。」と次男。

 

初日気疲れして帰ってくるであろう母親を気遣ってくれたのでしょう。

 

だから今はまだ弱音を吐かずに頑張らないといけないです。

いくつになっても、情けない自分がいます。

これまでやってこられたのは、間違いなくいつも誰かが自分を支えていてくれたから。

それを絶対に忘れてはいけない。

 

そしてもっとリラックスして自分らしく居られるよう努めてみよう。

少し肩の力を抜いてみよう。

来週からまた頑張ります。