mimigah’s diary

明日に幸あれ

迎え火〜自分と向き合う〜

自宅から歩いて10分くらいの所に我が家のお墓はあります。

竹林の中に転々とたくさんの墓石があり、我が家のは少し奥の方で、虫除けスプレーが必須。長袖長ズボンでないとひどい目にあう。

今回ももれなく全員刺されて帰ってきた🦟

かゆい、、、

毎年夕方になると提灯を持って歩いてお墓へ。

今年は雨だし、車で行ってきました。

以前は親戚、子供達、大勢で賑やかだったのに子供達の成長とともにお盆は寂しい感じになりコロナ禍もあいまって今年は姑さんと旦那さんと次男と私だけ。

仏さんもやっぱり寂しいと思うのだろうか。

今日は姑さん2回目のコロナワクチン接種が夕方に控えてるそうなので、ちょっと早めにお迎え。

ベランダには水を張ったタライと仏さん用の履き物を置いておきます。

足をキレイにして上がって下さいと言うことですかね。

嫁に来るまではお盆にお墓に迎えに行くという事が経験がなく分かりませんでした。

田舎に嫁に来たために、古いしきたりのようなものに何度も戸惑ったものです。

未だに姑さん任せな自分ですが、そのうち嫁の私が変わってやらなきゃいけないんだと思うと正直不安とプレッシャーしかない。

いきなりそんな日が来た時にはきっとパニックになるだろう。

この辺りは周りが田んぼばかりで、若い人達もどんどん出て行ってしまってるようで、お年寄りが多く目立つ。

はっきり言って近所の人に会う事があまりなく、何処の誰だかも分からないのが現状。

古いしきたりも大事だが、またいずれ引き継ぐことになるであろう子供達が苦労するのも目に見える。

時代と共に様々な物事が移り変わる様に、簡素化できるモノはなるべく私達世代で変えられないものか、と軽々しく?考えてしまうこともある。

いや、でも残さなきゃいけないのかな、そこにこそ何か大切な、良く分からないけど、人が生まれて生きていく上での本質というか、拠り所のようなもの?のがあるのかもしれないとも思ったり...( ´θ`)

 

[迎え火]と調べてみたら、

一般的にはお盆の時の先祖の霊を迎え入れるためにたく野火のことを指す。1日から7日にやる地方もあるが、一般的には7月13日または8月13日の夕刻に行う。地域によっては御招霊など大掛かりなものもある。以前からあったが、年中行事として定着したのは江戸時代と言われている。とのこと。

 

迎え火・送り火とはあの世の人々は暗い世界にいて、ほとんど目が見えないそうで、そのために迷わず家まで帰ってこられるようにと目印の火を焚くという意味があるそう。

うちの姑さんはとても心配性なので、数年前よりエンディングノートなるものをつけています。

まず自分が死んだら、、、

連絡する人、連絡する場所、葬儀までの手順、その後の法事のやり方、お寺さんの掃除はいつなのか、又その時の持ち物とか。

お盆の時お仏壇はこんな感じとか…(写真付)

保険会社、預金口座他諸々。

今は付き合いがあるが、母の死をもって縁を切っていい人^^;まで。

そのノートは時々追記され更新されています。(普通の大学ノートですが)

初めて見せられた時にはちょっと悲しいと思いましたが、実はすごく大切なことで、自分もやらなくちゃいけないなって。

残されたものはきっと有難いと思える。

若いから、元気だからって、いつ何があるか本当に分からない。

普段は仕事と家事に追われてそんなことを考える余裕もない。

家族も普段は皆バラバラだし。

今年の連休は緊急事態宣言で何処へも行けず天候も良くないので、無事仏さんをお迎えし少し静かに自分と家族と向き合えるそんなちょうど良い時間となるだろう。

 

じぃさん ばぁさん お帰りなさい!

 

 

 

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