今、まさかの職安通いをしています。
無職になってしまいました。
50歳を機に自分の時間を少しでも確保するため、通勤距離を短く、休日もきちんととれる会社を探そうと考えました。
家事との両立は体力勝負ですが、自分の体力ではぎりぎりのところでした。
それは自分のため、家族のための決断でした。
そして8月で勤めていた会社を辞め、転職することになった私。
9月からの新しい会社は、だいぶ前からすでに決まっていました。
通勤時間も短くなる上、今までの経験が生かせる仕事でもあるため、前向きにがんばる気持ちでいました。
ところが、しばらくの間に会社の状況は変わっていたようで、実際には当初聞いてた業務内容とだいぶ違ったことを任されることになりました。
戸惑いはあったんですが、でも決まった事だしやるしない!と気持ちを切り替える事に。
それだけならまだ良かったんです・・・
社長は優しいかんじの方なんですが、あまり現場にはおらず、私を中の社員さん達に丸投げ状態。
そのことを社長は、他の方にあまりきちんと伝えてなかった様子がうかがえました。
元々長くいらっしゃる事務員さんたちは、そんな社長に陰で不満を漏らしていました。
私たちがなんで教えなきゃならないのか、そんな暇ないんだけど、くらいの態度。
嫌な予感がしました。
そしていじめに近い空気の中、新しい職場生活が始まりました。
おつぼねは特に、入社した事を後悔させたいつもりなのかと思うほどの扱い。
初めてでした、こんなの。
今どきこんな人居るんだって。
うちへ帰ると涙が出てきました。
とりあえずすぐ結論は出さず、3日間耐えました。
今耐えれば、見返せる時がくるのかもしれないとも思いました。
強い自分でいないといけないと自分に言い聞かせました。
でも今までいろいろな会社に勤めてきた私は、そこがあまり良い会社ではない事に気付きました。
私が思う良い会社は、活気があって、社員同士が助け合える雰囲気があることです。
残念ですが真逆でした。
自分には合わないと思いました。
今がんばって耐えたところで、そんなところ長く勤まりません。
そして3日目が終わった帰り道、いてもたってもいられなくなり車を停め、社長に電話をかけました。
社長は、会社が改善しないといけないところは教えてほしいと言うので、思っていることと事実を全て話し、辞めることを伝えました。
次の日の朝、吐き気が治りました。
ご飯も食べられるようになりました。
フルタイムで働くと、家族といる時間より多くの時間を会社の人と過ごさなければなりません。
仲良くしたいとは言わないまでも、せめて普通に仕事をしたい。
一緒に働く仲間がどんな人間かによって、自分にも少なからず影響します。
そこまでは、なかなか入るまでは分かりにくいですけど。
私の失敗は、面接時に現場を見せてもらわず、別の場所で行ったことと、他の従業員の状況を何も知らされていなかったことにあります。
業務内容しか聞いていませんでした。
友人の知り合いだったというのも、安易に安心してしまったところです。
自分にも問題があると思い反省しました。
そして週明けからネット求人検索と職安通いが始まりました。
生活を考えると一日も早く仕事に就かなくてはとつい焦ります。
我が家は夫婦で財布が別なので。
何となくですが、職安通うのってすごく惨めな感覚になるんですよね。
自分の過去の経験とイメージからですけど。
実際職安に来られる人たちは、少なからず現状が良い人たちではないように見受けられます。
でもそこからスタートすることには違いないですし、職安の相談員さんは親身にお話を聞いてくれて優しいです。
時期を同じくして、夫の母が入院し手術となりました。
今は着替えの引き渡しで病院通いと、母の猫の世話を朝晩、高校生の次男の送迎などをしながら職探し中。
入院が長引きそうなので墓掃除やお彼岸の準備も頼まれました。(お盆が終わったばかりなのに)
仕事がなかなか見つからないもどかしさの中、色々と頼まれごとをやらなくてはいけない私は今、どこかイライラしてるとういうか、心が落ち着きません。
主婦は特に、制約が多い中で仕事を選ばなくてはいけなかったりしますよね。
私は我が家の生活状況をふまえ、仕事を選ぶ際、今回譲れない条件を決めました。
- 勤務時間が家族の生活と合わせられる事(残業なるべくなし)
- 勤務先が自宅から車で30分以内である事(20km圏内)
- 休日は隔週休2日以上である事(できれば土日祝休み)
- 正社員
田舎なので、条件どおりの仕事を見つけることがいかに難しいか、思い知りました。
あくまでも家族優先で選ばなくてはいけません。
こちらがいいと思っても、年齢的なこともありますし。
職安から紹介状をもらい、面接待ちの会社があるのですが、社長さんが体調不良のため一週間後になってしまいました。(このご時世ですから・・)
大変な状況ではありますが、せめてもの救いは(ひきこもりだった)長男が毎日がんばって仕事へ出かけていくことです。
最初は心配だし足もなかったので、ずっと送迎してあげていましたが、頃合いを見て安い中古車を用意してあげました。
今では自力で仕事へ行けるようになりました。
ペーパードライバーも卒業できました。
だから私は、家族を支えながら、引き続き今できることをやるだけです。
焦らないで、慎重に行こう。
きっとどうにかなるよね。