うちの夫は少し前から身体の不調を訴えていました。
- 夜中に4〜5回位トイレに起きてしまって眠れない。
- 異常な程の口と喉の渇き。
- 身体が温まった時の全身の激しい痒み。
- 年明けから食欲がなくなり、喉に詰まるような感じと吐き気がする。
- 倦怠感もどんどん増していき、横になると喘息のように咳込み、息が吸えない。
何よりも食べることが大好きで、次男と私の食事を合わせた量よりもたくさん食べていた人です。
「カレーは飲み物、食事はスポーツ!」とか言ってました。
ここ最近は傍から見てても様子がおかしかったです。
普段からあまり健康ではないので、だいぶ前から病院へ行きなさいと言ってはいましたが、忙しいのを理由に行こうとしませんでした。
それが余程自分でも普通ではないと思ったのか、昨日は休みだったので行動を起こしました。
いつもの事ながら、最悪になってからでないと動かないんです。
小さなクリニックへ行き、手に負えないからと紹介状をもらい大きな病院へ。
結果、仕事中に連絡が入り急いで病院へ。
ICUへ通され、ベッドの上でガウンにあちこち管まみれでカテーテルにオムツ姿の夫と再会しました。
あぁ・・・
ドクター「心筋症を起こしてます。だいぶ心臓の動きが弱くなってますね。それだけならまだしも腎臓がかなり弱ってますね。肺にも水が溜まってます。」
緊急入院。
そこでは専門の先生がいないので50キロ程離れた透析のできる病院へ救急搬送されました。
腎臓が通常の6~7%程度しか機能してないということでした。
説明を受けて夫の訴えていた全ての症状が腎臓からくるものと始めて知りました。
腎臓に負担をかけたのは長年高血圧を放置した夫自身のせいでもありそうです。
夫の場合父親だった人も若い頃腎臓の病気をしてるらしく、遺伝も疑われるそうです。
真っ先に次男の事が心配になりました。(次男だけ夫の実子なので)
今まで高血圧が原因での救急搬送は4回目。
それでもすぐに治療をやめてしまう愚か者なんです。
家族が騒いでも全く効果はありません。
今回色んな人達に迷惑をかけた事をよーく肝に銘じて心を入れ替えて欲しいです。
油断はできないとのことなので、もちろん心配は心配です。
でもこれから退屈で辛い入院生活の中、色々と考える良い機会と思って、生まれ変わって?帰ってきて欲しいと願います。
一緒にいる夫の母は、事あるごとに「ごめんね、こんなとこに嫁に来ちゃって、バカ息子がねーもうー(泣)」
って私に泣きついてくる優しい母です^ ^
もし透析がこれから続いてしまうならどうしよう、仕事できない?
生活を考えると不安で急に怖くなりました。
日常がどこか、あたりまえと思ってしまっていた自分がいましたが、ハッと引き戻されました。
いつ誰にでも起こりうる事です。
我が家は正直そう蓄えがあるわけでもないです。
これから息子を高校、大学へ行かせなければいけません。
もちろん夫には意地でも元気になって、復帰してもらわなければ困りますし、ろくに働けない状態になってしまうのなら、きれいごと抜きにいっそのこと死んでしまった方が家族はある意味楽になります。
どんな状態でも生きているという事はとてもお金がかかる事です。
死んでしまえば保険金は入りますし、住宅ローンもなくなります。
言いたくないことですが現実そうです。
子供3人育ててればそれくらいのこと考えるのは、おかしい事ではないですよね。
もちろん一番は夫が元気になり復帰し、心入れ替えてくれることです!
家庭を持ってる以上、自分の身体は自分だけのものではないということを、ちゃん理解してもらいたいです。
昨日はすっかり帰りも遅くなってしまい、今日は会社を休んで改めて入院手続きに行ってきました。
最初の病院に放置してきた夫の車を引き上げに行き、下着やマスク、タオル、乾燥してるのでリップやハンドクリームなど買い足して持ち物全てに記名し(次男小学校入学以来だなと思いながら)持参しました。
入院手続きを済ませて、夫のいる場所へ行きました。
昨日より調子が良さそうでホッとしました。
口が渇いて仕方ないと言うので、のど飴を買って持っていきました。
水分制限があるので、飴を舐める事で自分の唾液が出ることが有り難そうでした。
昨日は透析により腎臓から3リットル水が抜けたぞ!と言ってましたが、そこはちょっと詳しくないので、理解できませんでしたが。
単純にそれだけで3キロ体重が減ったということなのでしょうか。
要は汚い血液は洗われきれいになり、排出できないで溜まってしまってた水分が透析によって排出できたのでしょうね。
今コロナ禍なので、見舞いは家族一人、15分と限定されています。
これから時々来る事になりますが、きっと着替えの入替えだけで終わりそうです。
今日病棟へ移動できるとの話でしたが、やはり満床で明日になってしまうそうです。
オムツ姿の夫は、カテーテルが外れ、「早く自分のパンツ履きたいよー」と言うので、見たこともないようなジャンボオムツを脱がせ、いつものトランクスを履かせてあげました。
短い面会時間の中でしたが、のど飴を口にした時のあの美味しそうな顔と、マイパンツを履いた時の嬉しそうな笑顔を見ていたら、夫はこの長くなりそうな入院生活で何かを思い、感謝の気持ちというのが芽生えるのではないかと、ふと思いました。
一番騒がしい人が居ない我が家はとても静まり返っています。
やっぱり寂しいですね。
ひとつ「でかした!」と私に偉そうに言って褒めてくれたのは、アイリスオーヤマのゆったり大きめマスクです。
実は夫は顔がでかいんです。
そのため普通の人はあまりないことだと思うんですが、耳のゴムがすぐ切れてしまうんです。
いつも夫に着けられているマスクがかわいそうな感じでした。
私は大きめマスクの存在を知らなくて普通サイズをずっと使わせていました。
今回初めて買ってみて夫もこれは喜んでいました。
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