高校受験を控えた息子の今の心配事は、入試2日目に行われる面接のようです。
試験はともかく、そういった事は必要以上に緊張してしまうタチなんです。
「なぜこの高校を選んだのか」とか「中学校生活で何を頑張ったか」などを話せるようにしておかなければならないそうです。
ですが息子にとっては、どうしてもその高校が良かったわけではなく、通える範囲で自分の学力に見合ったところがそこだっただけなんです。
通学に時間をかけたくないという本人の考えもあり、選ぶ学校が限られていました。
そこは特に他の学校と比べて何か特色があるわけでもなく、本人の考える条件を満たしてるという点で決めました。
もちろん親としては、他の学校も勧めはしましたが。
でも自分で決めたにもかかわらず、どこが気に入って選んだかというはっきりした理由が見つかりません。
学校で面接の練習をやるらしいのですが、何を言っても先生からダメ出しされ、ちょっと凹み気味でした。(適切なアドバイスもなし)
良く分かりませんが、面接で見られるのは、ちゃんと相手の目を見てハキハキ受け答えが出来るかとか、内容よりそっちなんじゃない⁉︎と私は言いました。
学校説明会は別の場所でしたので、実際学校の中には入った事もありません。
学校要覧を見ても大したことは書いてありません。
ネットで調べたり、ツィッターなんかも眺めてましたが参考にならないとぼやいてました。
その学校の側には湖があるのですが、春になると桜がとてもきれいな場所なんです。
地元の人達がよく散歩してるところを見かけます。
そして6月頃には紫陽花、四季折々の花が咲き誇る素敵な場所です。
だから「そんなんじゃダメなの?」って私は言いましたが、それは学校とは関係ないと私がダメ出しされました。
今さらだけど学校サーチしてます。
少しは協力しなくちゃ。
「あとオレ3年間頑張ったって事何もないんだよ、どーしよ。」とあせる息子。
確かに部活は先生がムカつく!って、途中でやめてしまったよね。
顧問が嫌いすぎて健康に支障を来たしていたので、反対はしませんでした。
そこで、「3年間毎日のように行きたくねーって言いながら、遅刻もしなかったし1日も休まなかったよね。それは何よりの頑張りじゃん!」と言いました。
当たり前のようだけど、それはとても大事なことです。
それに「成績だってずっと落とさず、最後に上がったのは頑張り以外のなんでもないよ!みんながんばってるのは一緒なのに、上がるってすごいことだよ!」と言いました。
あなたは充分頑張ってたよ。
父も母も勉強しろと言ったことなかったね。
なのに塾も行かずにコツコツと。
母は勉強が嫌いだったのに・・・。
本当に頑張ってる人は自分のこと「頑張った」なんて言わないと思います。
私は、「頑張ったと言うのは他の人が評価する事であって、お母さんが頑張ったと言うんだから間違いない!」と言いました。
あまり役に立つ話は出来ないですが、自分は頑張ってたんだと認識し、ちょっと満更でもない様子の息子ちゃんでした(^ ^)
そもそも落とすための面接ではないと思うので心配しすぎる必要はありません。
彼の真面目さと、けなげさになんだか頭を撫で回してやりたい気持ちになりましたが、そんな事をしたら怒られるので我慢。
間もなく守られた義務教育が終わり、これからは自分の進む道を悩みながらも探して行くのかな。
挫けることもあるだろうし、立ち直れないような事がこの先あるかもしれない。
生きて行くだけで大変な世の中だけど。
負けるな!
がんばれ!
今日はそんな事を思いながらひとり晩酌シテマシタ。