先日入院した夫と4日ぶりに再開しました。
たかが4日の間ですが、ずいぶん痩せて見えました。
身体から水が抜けたせいかもしれません。
昨日2度目の透析を受け、体調もだいぶ回復してるように見えました。
Wi-Fiがないとか、周りのいびきがひどくて眠れないとか、おかずがまずいからふりかけ持ってきてとか、(しかも瓶のやつとか指定され)白菜の漬物が食べたいからこっそりタッパーに入れてきてとか、昨日ワガママ放題のLINEが届きました。
加えて欲しいものリストも。
我が家では今、冷蔵庫の中身がなかなか減らないという事態に陥っています。
今まで食費を圧迫してきたのが誰だかがはっきりしました。
持っていけるものなら差し入れてあげたいですが・・・
今までになかったことなので、改めて在庫の賞味期限チェックをしました。
しばし、我が家の食費が減るかもしれません。
夫はというと、歩けるようになり病棟内を散策し、ちょっと行動範囲が広がり色々と欲が出てきたようです。
必要ないでしょう!と夫の財布ごと持って帰ってきてしまったので小銭すらなかったのです。
昨日は、飲んでいいのか分かりませんしお金もないのに「自販機のコーラが売り切れだよ!」とか騒いでました。
リストどおりの物を持参し財布も手に入り、売店で物が買えると嬉しそうでした。
さすがに白菜漬けは持っていかなかったですが。
夫の唯一の今の仕事は、飲んだ水の量と毎回の尿の量を測り記入することらしいです。
大事な任務です。
だいぶ正常になってきたようです。
以前は喉の渇きがひどく1日2〜3リットル飲んでも尿があまり出ない状態だったのですが、今は喉の乾きはなくなり1日飲んだ量500mlに対し、尿の量が1リットル位らしいです。
さずがにそれでは少ないので最低800mlは飲んだほうが良いと言われたそうです。
身体に溜まってしまった水を少ししずつ出してる最中といった感じです。
夫は今雑巾絞りの雑巾のような状態なんだと思います。
さらに痩せて帰ってくるんだろうな。
人の身体ってすごいな。
フロア内にフリースペースの様なところを見つけたらしく、漫画が読めるので喜んでました。
そこで、73歳の脳梗塞で右半身が不自由で透析をされてるお爺さんと友達になったという話を聞きました。
その方は、「私は治らない。だから病気とは戦わない。病気とは友達になるんだ。いつかは終わりは来る、だからそれまでを楽しく生きたいんだ。」とおっしゃってたそうです。
そして「○○君は夢があるんでしょ、だったら病気に負けずに頑張りなさい!」と励まされたそうです。
「楽しく生きる」
シンプルな言葉ですが、そのお爺さんの言葉には重みがあります。
考えさせられます。
面会は15分までと決まっているのであっという間でした。
私は日曜日しか来ることができないので、次は一週間後です。
実は今日という日がなぜか災難の連続で、私は珍しく疲れた一日となりました。
朝一番、洗面所の前でいきなりゴキブリに遭遇。
なぜこんな寒い朝にいる⁉︎
声もろくに出ないうちからひとりで騒いでティッシュの箱を叩きつけ格闘しました。
寒さで動きがにぶかったので、そこまで手こずることはなく幸いでした。
その後身支度をし廊下にある柵(犬の脱走止め)をまたごうとしたら足が引っかかり、気づいた時には顔面強打。
軽い脳震盪の様な状態で、しばらくカエルの様に横たわって起き上がれませんでした。
足を上げたつもりが上がっていなかったんですね。
悲しいのは、大騒ぎしてるのに誰も助けに来てくれなかった事です。
犬すら遠巻きに見ていました。
何とか這い上がって夫の待つ病院へ出かけたのでした。
そして帰宅後のこと、リビングへ入るなりなぜか犬がいきなり大ゲ○を吐き大騒ぎ。
その後インターホンが鳴り、母の友達が立っています。
どうしたのかと思えば、母が心労で倒れたらしく病院へ連れて行ってくれたと言う。
薬を渡されました。
幸いめまいの症状だけで薬をのんで休めばどうにかなりそうでした。
母はものすごい心配性です。
私たち家族のことを案じて眠れない日が続いたそうです。
夫にもそのことを伝え、これからは母の性格を考えると心配はさせないようにしなくちゃいけないよ、と伝えました。
今日の一日を漢字で表すと『騒』だったなと思いました。
バイきんぐ小峠の「なんて日だ!」が頭に浮かびました。
こんな日もあります。
すべての出来事は次への教訓だと思い前向きに受け止めて今日を終えたいと思います。
明日からの一週間、落ち着いて、人に優しく、楽しく生きようと思います!