職務経歴書を初めて作りました。
今までは必要とされなかったので。
先日の面接に必要で、空き時間を使い5日もかかってしまいました。
結婚し出産や生活の変化に伴い仕事を変えてきたので、慣れない作業に苦戦しました。
二十数年前にまで遡り、記憶をたどりながらパソコンとにらめっこです。
集中しすぎて、気付いたら夫が夕飯のカレー鍋まで洗い、片付けが済んでいました。
「カレー鍋だけは洗うなって、じぃちゃんの遺言だったんだよ。」とか言ってる。
「はい、ありがとね。」
お陰で職務経歴書は無事完成しました。
改めてできあがったものを見返してみました。
大した経歴ではないですけど、いろいろな出来事が思い出されます。
がんばってきたなと、自分を少し褒めてみたり。
懐かしさとともに気が付いたことがあります。
どこの職場においても仲間には恵まれ、彼ら彼女らと今でも付き合いが続いてること。
もうひとつ、転職を繰り返すたびに年収が下がっていったこと。
自分にとって必要な選択をしてきた結果なのでそれは仕方ないと思っています。
異業種に転職するというのは最初からやり直すわけだし、それを繰り返せばスキルアップもキャリアアップもないです。
そんなにすごい資格とか素晴らしいスキルがあるわけでもないし、中途採用で即戦力を発揮し、昇給・昇格とかもないです。
遠くはない未来にやってくる母親の介護のことも今は頭の中にあります。
なんだか悲観的な感じですがそういうわけでもないです。
その時々で自分に合う仕事は必ずあるはずなので。
履歴書には、企業を選んだ理由を書く欄がありますが、はっきり言って私のような主婦の場合、場所と勤務時間と休日でしょ、っていつも思ってしまいます。
その後に業務内容も気にしますけど。
もちろん事前に調べて最もらしいことを書きますが。
今回はその日だけで面接が5名と聞きました。
採用枠は1名。
昨年は11名受けて全員不採用との事でした。
やれることはやりました。
面接だけはスキルアップしていきそうです。
とりあえず結果待ちです。
ずっと昔の事ですが父親が生前会社を経営していて、その時のいちばんの取引先だった会社があります。
先日面接を受けた会社がそこの関連会社だということを後から知り、勝手に親近感を募らせていたのですが・・・ご縁はないかもしれません。
話しは変わります。
ふと、子供の頃よく父親が言っていたことを思い出しました。
「○○○(私の名)どんな人も最後はみんな同じように、おじいさんとおばあさんになるんだよ、だから何になるかが大事ではなくて、どう生きるかが大事なんだよ。」
私が20歳の頃、両親と3人でスイスへ旅行に行ったことがありました。(兄は留守番)
どこかの観光地の公衆トイレでの出来事です。
男性の清掃員がデッキブラシを持ち、楽しそうに歌いながらトイレの床を擦っていました。しかもリズミカルに。
あっけにとられて見ていると、気付いた清掃員がこっちを見て微笑んできました。
なんであんな楽しそうにトイレ掃除の仕事ができるのよと、その時私は信じられない思いでした。
その清掃員のことをなぜか時々思い出します。
今はこう思います。
きっとあのときの清掃員は自分の仕事に責任と誇りを持っていた。
それに仕事ができることにきっと感謝もしていたに違いない。
人のためになることにやりがいを感じ、心の中は幸せに満たされていたんだろうな。
私の勝手な解釈ですが。
人の幸せはどんな仕事に就くかでなく、どういう仕事をするのかなんだ。
どこかで聞いたことですが、「はたらく」というのは「傍(はた)」を「楽」にすることだって。
自分が動くことで人が助かるということですよね。
特に仕事が忙しかったり大変な時などに、そう意識してみることで少しだけ人に優しく穏やかな気持ちになれそうな、そんな気がします。
父親が言ってたのはそういう事なんだろうな・・・
さて、9月中に仕事を決めて10月から始める予定でしたがもう10月です。
先ほど窓から夫の母が「郵便だよ~」と。
開けると中には不採用通知と履歴書が。
先週受けた会社です。
ここは、あまり気が乗らなかったのでいいや。(負け惜しみではない)
気になる企業があったので今から紹介状をもらいに行きます。
いざ、ハローワークへ!!