mimigah’s diary

明日に幸あれ

「50歳・夏の思い出」

 

9月27日、国立競技場で行われた矢沢永吉のライブに行ってきました。

全国スタジアム&ドームツアー『MY WAY』東京公演です。

 

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友人に誘われたのですが、そうでなかったら今後も私の知らない世界のままでした。

永ちゃんと私があまりにも結び付かないのか、夫に話したときはかなりうけてました。

 

この日は朝から晴れて残暑が厳しく、その上野外ということで、正直楽しみよりも不安な気持ちの方が先に来ました。

午後に到着しましたが、日差しは強いしモーレツに暑くて汗が止まりません。

普段あまり汗をかかない私ですが、おそらく今年いちばんの大汗をかいたと思います。

 

水分補給だけは気をつけなくてはという状況でしたので、自動販売機はどこも行列ができていました。

諦めて向かったコンビニも店内は飲み物を求める人たちでごった返していましたが、無事麦茶とポカリをゲット。

 

国立競技場の周りは、この日を待ちわびたファンで賑わっていました。

みなさん気合が入っています。

永ちゃんのような方々がたくさんいらっしゃる!

 

意外だったのはその中でも女性が結構多かったことと、子連れのファミリーさんもいたことです。

それといわゆる世代の方?だけでなく、20代くらいの若者のファンの姿があったのも印象的でした。

ファン層も変化してるのかもしれませんね。

永ちゃんは世代を超えて支持されてるんですね。

 

そしてコロナ禍でのライブは初めてでしたので、入場がかなり厳しくなっている現状を目の当たりにしました。

まず入場までには、事前に指示されたアプリをダウンロードし個人情報を登録しておかなければいけません。(スマホ必須)

そして交付された電子チケットのQRコードがなくては入場できません。

入り口では一人一人検温・消毒、顔写真入りの身分証明書の提示、不織布マスクの配布と徹底していました。

 

これを6万人やるんですからね、大変です。

でも私のコロナへの不安はそれでだいぶ払拭されました。

もちろんチケット転売防止の意味もあるんでしょうけれども。

 

ライブ中は恒例のタオル投げが解禁となりましたが、注意事項で永ちゃんコールは禁止で拍手のみとのこと。

国立競技場に入ったのは初めてなので、その広さに圧倒されました。

 

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ステージから見渡す眺めは想像するだけでめまいがしてきそうです。

私たちの席は3階でしたので永ちゃんの姿は豆粒のようでした。

 

他のアーティストさん方にしても、この現状の中で、いかに安全に配慮し、最大限に楽しんでもらえるか、制約のある中で最善の方法を考え努力されてるんでしょう。

それが伝わってきました。

 

そしてこんなに大規模なライブはどれだけ多くの人間が携わり、どれだけ莫大なお金が動くんだろうと頭をよぎりましたが、まるで想像もつきません。

 

ライブを観た感想ですが、まず驚いたのが、とにかく永ちゃんの年齢にしてあのスタイルの良さとあの動きです。

もうじき73歳ですよ、ついつい身近にいる知り合いの年寄りと比べてしまいました。

(そう考えると郷ひろみもすごいですがね)

続けて歌って、踊って魅せるんですから。

かっこよかったですよ。

「この歳になると暑さが身体に堪えるよ〜」って仰ってましたが、いやぁ凄いです。

親近感がわくしゃべりも魅力なんだと感じました。

 

この日はMISIAがお祝いでゲスト出演しました。

さすが歌姫。

めちゃくちゃ歌がうまかった。

 

上空ではドローンが常駐しており、間で花火も上がりました。

 

最後に「止まらないHa~Ha」でようやくタオル投げ解禁。

初めて見る圧巻の光景でした。

 

「夏のド真ん中に6万人の前でライブをやれて、神様ありがとう。」と、永ちゃん

本当に最高のライブでした。

 

この翌日、シークレットでB’zが共演したそうです。

それもまた見てみたかったな。

 

2日間で12万人。

すごいなぁ、やはり矢沢永吉だな。

 

今年、私自身も50周年。

真夏の野外は想像以上に身体に応えました。

座席の狭さと座り心地の悪さで身体が辛かったし。

 

しかし50周年というのを自分と重ねあわせ(勝手に)、この日は思い出深い日となりました。

 

多分もう行くことはない気がしますが、夏のド真ん中を思いっきり満喫できた「50歳・ 夏の思い出」となりました。

 

 

 

退職 ひとりごと

退職の日まで残すところ3日となった。

ここまでくると今まで辛く感じた事も、嫌だった事もどうでもよくなってきた。

みんないい人にしか見えないし(笑)

逆に自主退職とはいえ、寂しい気持ちにすらなってきた。

 

辞めなくてもよかったんじゃん?

 

いやいや、今は良くても5年後10年後先に今の会社に居る自分が想像つかなかったわけだから。

他の人には悪いけど、将来性とか全然感じられなくなってたし。

そう思ったら、年齢的なことを考えても辞めるなら早い方がいいと考えたんだよな。

通勤距離の長さと休みの少なさでアップアップだったわけだし。

 

これで良かったんだ、と自分に言い聞かせる。

自分時間も今より多く持てるようになるかもしれない。

 

9月からお世話になる会社へは月末に打ち合わせに行く予定。

 

今の会社で培ってきた事は今後も活かされるだろうし、仲間とは縁が切れるわけではない。

 

自分にとって大事な決断、最善と考えて出した結論。

今さら迷う事はないぞ、あたし。

 

前進あるのみ。

 

でも新しい仕事、慣れるまでは大変だよな。

この歳で色々覚えられるだろうか・・・

不安は尽きない。

でも雇ってくれたんだから、大丈夫ってことよね?

 

やるしかないっしょ。

 

親切にしてくれた、たくさんのお客さんの顔が浮かぶ。

みんな温かかったな。

 

感謝!

 

おうち時間を楽しむ

 

気付けばブログ開始から1年が過ぎていました。

初めの頃の記事を読み返してみたらなんとまぁ、恥ずかしい・・・

何を書けばいいのかよくわからないまま、とりあえず記事にしていました。

今もそんなに変ってはいませんけど。

 

ともあれ1年継続の目標はクリアできました。

達成感は少しあります。

次は3年だと遠いので、2年継続を目指してみます。(ゆるりと)

 

さてお盆休みに入りました。

 

今年もまた残念なことに、楽しみにしていた娘の帰省が叶わなくなりました。

先日「コロナに罹って帰れなくなった。」と連絡がありました。

幸い症状は軽いそうなので安心しましたが。

 

加えて離れに住む夫の母親が急に歩けなくなり、今までやったことのないお盆の準備を代わりにやることになりました。

買出しから仏壇周りの準備、昨日はお墓へ花を供えてきました。

とりあえず言われた通りに動いています。

私が買い物中で母が昼寝中、知らぬ間にお坊さんがやって来てお経をあげていったようでした。

猫の毛だらけの部屋の掃除も間に合わず、座布団も出してなかったのに。

お坊さんごめんなさい。

檀家になってるので、寺掃除とかも行かなくてはいけません。

分からないことがいっぱいです。

 

色々と代替わりの時期なのかもしれません。

母がこうなったのも、そういうことかも知れないと少し思いました。

田舎はそういうところが面倒だなと、正直今まで逃げていましたが。

 

母の脚の痛みは今のところ原因不明です。

この前まで普通に歩けていたのに。

なかなか良くならないので、病院を変えてもらおうと考えています。

 

話は変わり、今年は我が母校が甲子園出場という快挙を成し遂げました。

1試合目、見事勝ちました。

仕事中パソコンでコソコソ観戦していました。

懐かしい校歌を聴きながら、ひとり事務所で胸を熱くしていました。

2試合目はゆっくり家で観られそうです。

 

そして引きこもりだった長男はいきなりの厳しい外作業にも関わらず、がんばって仕事を継続しています。

何度か体調を崩し休みながらも、(夏風邪と熱中症)今のところ気持ちは前を向いているようです。

引きこもりが長いほど、こころと同じく体力を取り戻すのも容易ではないみたいです。

長男の場合、何年でもなかったし、若い分まだ何とかなりました。

 

先日初めての給料日でした。

勤務日数が少ないので給料も少しでした。

それでも今回のお給料は特別な思いがあったことでしょう。

「がんばったね、お疲れ様。」と伝えました。

 

彼もお盆休みに入り、珍しく部屋から出てきて自転車の手入れをし始めました。

久しぶりなので自信がないのか、六角レンチでサドルを下げていました。

自転車が大好きで、以前夫の母が大金を出して買ってくれたものです。

大切に1階の客間にしまってありました。

お気に入りの大事な自転車です。

 

1年以上触ることがなかったのですが、久しぶりにタイヤに空気を入れ、出かけて行きました。

その姿こそが以前の息子の姿です。

そんな事ですが私は嬉しく、見えなくなるまで窓から眺めていました。

 

あとは、ぐちゃぐちゃになっている彼の部屋を何とか片付けさせたいと思っています。

部屋の状態は精神状態の表れと言いますからね。

後戻りはしてほしくない。

 

そんなこんなで、今年のお盆休みは母の面倒を見ながら家でおとなしく過ごすことに決めました。

本当はどこかへ行きたい気持ちもありましたが、コロナ感染のリスクもありますし、この連休はおうち時間をなるべく楽しむことにします。

 

家族がみんな居るのでキッチンに立つ時間が増えますが、普段できない分ちゃんと料理ができるのも結構気分転換になります。

 

しかしそれだけではつまらないので、ずっとAmazonのお気に入りにに入ったままだった本を、ようやく購入することにしました。↓↓↓

 

 

ずっと絵を描きたかったんですけど、何となくそれどころではない感じがして購入を躊躇っていました。

ようやくポチッとできました。

 

素人なので勉強しながら挑戦します。

美術展など、絵画を見に行くのが好きなんですけど、全然最近は行けていないです。

 

やってみて向いてなかったら辞めればいいかな、くらい軽い気持ちで始めようと思っています。

やらなきゃと思うとプレッシャーになるので。

 

行動力のない私は、そんなにたくさんの挑戦をしてきたわけではないので、自分に何が向いてるのかを未だに分かっていません。

好きなことを見つけるのに遅すぎるということはないので、興味がわくことはできる範囲でやってみようと思っています。

 

小さな実行を繰り返すことが大事。

合わなかったら辞めることも大事。

続けるだけが美徳ではない。

 

本は今日中に届く予定です。

明日は台風8号が関東に接近するそうです。

家にこもって絵を描きたいです。

 

今日は台風に備えて庭のブルーベリーを収穫しておきました。

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長いようで意外と短い連休、だらだらせず満喫したいです。

皆さんはどんなお盆休みを過ごされるのでしょうか。

 

 

前歯が折れた

 

ピンチはチャンスとも言われますが、危機的な状況に陥ることがないように、私は無意識に子供のころから注意を払いながら生きてきたような気がします。

すごく小心者だったかもしれません。

 

小学校時代は忘れ物をするのが怖くて、時間割表と連絡帳とにらめっこしながらランドセルに教科書や持ち物を詰めこみ、さらに心配で翌朝にも確認していたのを覚えています。

宿題も一度も忘れたことはありませんでした。

先生に叱られるのが怖かったんだと思います。

一度注意されたことは二度と言われてたまるかと思っていました。

 

働くようになってからも準備には入念に時間をかけ、頭の中でシュミレーションしてみたり、約束があれば不安なのでかなり早くに目的地に到着するといった具合でした。

 

なので今まで大きなチャンスもありませんでしたが、大きなピンチに見舞われたこともあまりありません。

 

そんな私が記憶の限りで、人生最初のピンチを味わったのは小学校4年生の時です。

10歳の女の子にとって痛みを伴うショッキングな出来事でした。

週末に友達と電車に乗り隣町へよく遊びに行きました。

その日も20分くらい電車に揺られ川越駅(埼玉県)に着きました。

駅周辺にはたくさんの店やデパートがあり、中でもかわいい小物雑貨や文房具などのお店は小学生の女の子にとっては、ワクワクキュンキュンの場所でした。

 

その日も仲良しの子とお出かけし、買い物をして楽しんでいました。

デパートの屋上にはちょっとした遊具などがあります。

そこは初めての場所で、私は象さんの滑り台によじ登りました。

鼻の部分で滑り降りる感じの、象の形を忠実に再現したもので、柵などはありません。

思いのほか象の頭がツルツルしていて、私は足を滑らせ勢いよく落ちてしまいました。

しかも顔から。

かなりの衝撃と痛みでした。

自分の口を触ると歯がありません。しかも血だらけでした。

目の前にはぽっきり折れた右の前歯が落ちていました。

 

折れた前歯を握りしめ、公衆電話から泣きながら母親に電話をかけました。

 

永久歯が一度しか生えないのは知っていました。

もう二度と生えてこないと悟った、あの時の絶望感と恐怖は今でも忘れられません。

女の子なのに歯欠けのまま生きてくしかないのか、と本気で考えました。

 

しかし歯医者で「差し歯」の存在を知り、私は「差し歯」に救われたのでした。

 

ピンチは方向を変えられればチャンスとなるもので、それが大きいほど成果も大きくなるものだと考えます。逆転ホームランみたいな。

でもそんなことはそうそうありません。

 

でも確かにピンチは自分を成長させてくれるためのチャンスだと思います。

もし窮地に陥ってしまったら、そう前向きにとらえる方が、きっと状況は好転するはずです。

そして逃げたくなるような辛い状況にあったとしても、謙虚に、誠実に、丁寧に。

ピンチがピンチのままで終わることはないのです。

 

そして、チャンスに変えようがない私の「差し歯」の話はピンチではなく、ただの「事故」の話だったかもしれません・・・(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

有給ぶらり

連日の厳しい暑さに、体調管理の大切さを改めて感じます。

 

有給消化でお休みをもらった土曜日、またしても35度超えの猛暑でした。

 

朝トイレ掃除をしながら急に思い立ち「涼」を求め半日ドライブへ行きました。

 

このまま家にいても「今日も家の事しか出来なかった。」と自己肯定感が下がりそうな気がしたので、たまには気ままに出かけてみることにしました。

 

千葉県市原市方面から養老渓谷方面へぶらり。

大福山あたりからの眺望。

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なんとなくマイナスイオン?感じます。
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養老渓谷 山の駅「喜楽里」

https://yourokeikoku-kirari.jp/
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汗だくの中、粗挽き牛肉のバーガーにかぶりつきました。

レモネードも最高!!

クエン酸がカラダにしみ渡る!

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また来ました、チバニアン

前回には無かった階段ができていて、地層の間際まで行けるようになっていました!

過去の記事はこちら。

mimigah.com

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今回はメダルのようなものまでありました。
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家事をサボるちょっとの勇気でリフレッシュすることができました。

 

もともと田舎育ちの私はやっぱり自然の中にいると元気を取り戻せます。

そしてドライブが好き。

 

明日からまた忙しくなるけどがんばろっと。

 

 

 

 

 

3つのちょっといいこと「家族」

今週のお題「最近あった3つのいいこと」

最近あった3つのいいこと

 

この連休中に3つのちょっといいことがありました。

  1. 脱・引きこもり(長男くん)
  2. 愛犬の復活
  3. 次男くんの決意

 

1.脱・引きこもり(長男)

1年半以上引きこもりだった長男が先日働く意思を示しました。

友人の会社で、ご厚意で息子を使ってくれることになり、連休からスタートしました。

 

本当に大丈夫か?って心配で心配で、弁当と水筒を持たせてその日は車で送って行きました。

無事仕事を終え、夜帰ってきました。

 

夕飯になり、リビングには家族全員が揃いました。

いつ以来だろうか・・

長男が目の前でご飯を食べる姿を見ながら、私は目頭が熱くなりました。

長いこと長男の席だけポツンと空いていましたが、その日は席が全部埋まりました。

 

翌日もきちんと朝食を食べ、出勤しました。

 

以前はあたりまえだったことが、長男にとっても、家族にとってもあたり前ではなくなっていました。

 

みんなの前に出ると、まだ少しぎこちないところがあります。

また以前のように自然に話ができるようになると信じています。

夕食の無料写真

一歩を踏み出しだばかりで今はまだ何とも言えませんが、本人にとって大きな一歩であることは間違いありません。

 

そして今日で3日目。

仕事へちゃんと向かいました。

 

2.愛犬の復活

先週の朝、起きて階段を降りていくと、リビングのいたるところに犬の吐瀉物がありました。

衝撃の光景でした。(しばらく呆然と立ち尽くす私)

黒っぽい下痢もしてあります。

寝てる間に何があったのか。

 

とにかくカーペットやソファカバーを外しすぐに洗濯機を回し、床掃除をしました。

心配でしたが仕事を休むわけにいかず、その日は獣医さんもお休みだったので仕事に行きました。

 

帰宅するといつもは飛び出してきて騒ぐはずの犬がいません。

きっと離れに母親が連れて行ったのだろうと思っていました。

するとテーブルの下でぐったりしている犬の姿が見えました。

朝より調子悪そうな様子に、ただ事ではないかもしれないと胸騒ぎが。

 

翌朝獣医さんに診てもらいました。

大腸菌が検出されました。

それにより嘔吐と血便を繰り返していました。

点滴を打ち、抗生物質と整腸剤などの薬をもらいましたが、その後もなかなか良くならず、犬の表情はいつまでも泣きそうな顔のままでした。(そんな顔をしてました)

 

丸3日何も食べないのでさすがに焦ってきました。

かなり痩せこけてしまいましたし。

試しに犬用ちゅーるみたいなのを買ってみました。

いつも食べてるカリカリのエサに混ぜてやると勢いよく食べ始めたのです。

量は少ないですが、急に回復し始めたのでひと安心しました。

垂れたしっぽも上向きになりました。

 

まだ万全の調子ではなくお散歩も無理そうですが、一時は死んでしまったらどうしよう・・と本気で思ったので、吠える元気が出てきて本当に良かった。

体力回復のためか、いつもよりよく眠っています。

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どこで菌に感染したかは不明ですが、散歩中下ばかり向いて歩くうちの犬、便から砂が出てきたことを考えると、道端の犬のふんなどの菌が口から入った可能性が高いとのことでした。

 

獣医さん曰く、犬用の食器も食事のたびに洗い、清潔な手でエサをあげることが大事だそうです。

 

3.次男の決意

中学生のころから将来なりたいものもないし、趣味もないし、やりたいことも分からないと言い悩んでいた現在高1の次男。

 

高校に入ってからも特にそれは変わらないのですが、中学生のころのようななげやり感はなく、真剣に将来について本人なりに考え始めるようになりました。

 

早い子はもう大学受験を意識し動き始めています。

2025年の大学入試(つまり2022年度高校1年生)の共通テストから出題科目や内容が大きく変わるらしく(新学習指導要領に基づく授業がスタートするため)具体的な勉強に対する不安を漏らしていました。

その時点で大学に進学する気持ちをしっかり持っていることを確認できました。

 

お金の問題もありますが、なんとなくで大学進学の道を選んでほしくないのが私の考えです。

次男と過ごす時間がたまたま多かった連休。

会話の中で「〇〇大学の〇〇学部が面白そうなんだ、一人暮らしは大変だから家からなんとか通える場所がいいと思うんだよね。そうすると▢▢大学か△△大学もいいな。」

と、漠然ではあるもののしっかり考えて調べていたことに少し驚きました。

図書館の無料写真

ふだんの勉強についても進学についても、こちらから何か言うことはあまりありません。

本人のやる気が見えればどこまでも応援はしますが。

親が思う以上に子供は立派です。

 

「不安しかない。」と口では言いながらも、将来を見据え、自分と向き合い、今すべきことは何かをちゃんと考えている次男に感心しました。

逆に親の私の方がしっかりしないと、がんばらないと、って励まされました。

 

そしてその日は苦手科目の問題集を買いたいと、本屋へ一緒に行きました。

 

特別どこかへ出かけたわけではないけれど、私にとっては家族と向き合えた良い連休となりました。

 

「あたりまえ」と思っていたことは本当はそうではなく「有り難い」ことと感じます。

そしてそう思える方が感謝の気持ちも湧くし、小さな「いいこと」を見つけやすいのではないでしょうか。

 

 

 

 

ニッチを探そう

最近とくに変化のなかった我が家の長男。(引きこもり)

先日いつものように部屋に食べ物を届け、「どうよ、調子は。」と声をかけました。

 

珍しく口を開きました。「短期のバイトを探してる・・」

 

息子の思わぬことばに驚きました。

どんな心境の変化があったのか。

 

嬉しい半面、これだけ長く引きこもってると、バイトとはいえ慎重になりすぎて決められないのではと心配にもなりました。

そしてそのまま気持ちが冷めてしまうのではないか・・・

以前にも似たようなことがあったので。

 

「私の友達も心配してくれててね、簡単なバイトあるよ、頼んでみようか?」

しばらく間があってから「考えてみる」と長男。

 

2年ほど前、就職した会社で人間関係で嫌なことがあり、無断欠勤が続き、連絡が全く取れなくなってしまいました。

その間も毎日のように会社の人が訪れ、玄関先に食べ物を置いていってくれたそうです。

 

終いには気配がない、最悪の事態になってるんじゃないかと社長さんから連絡がありました。

私は気が気ではありませんでした。

社長さんは合鍵を貸してほしいと高速を飛ばして我が家へ来ました。

驚きました。

こちらから行くのも待たずに。

私達も急いで向かいました。

息子は無事で・・涙が出ました。

 

話し合いをした末、辞める意外の選択肢は本人にはありませんでした。

 

理由はいくつかあったようですが、あまり言いたがらなかったです。

 

あんなに思い詰めて病んでしまった長男を見たのは初めてでしたが、あの時はとにかく元に戻って欲しい、もうちょっと踏ん張ってほしいというこっち側の考えを押しつけてしまっていたかもしれません。

 

本人の辞めたいという意思は固く、結局その後マンションを引き払い、家に連れて帰ることになりました。

それから息子の引きこもり生活が始まりました。

 

私自身もショックだったし、いちばん苦しんでいる息子の気持ちを、しっかり受け止めてあげられる余裕がありませんでした。

 

就職が決まった頃のことが頭をよぎりました。

 

みんなが喜んでくれてお祝いをしてくれたこと。

部屋探しから始め、家財道具一式を揃え、トラックを借り家族総出で力を合わせて引っ越し作業をしたのが一昨年の3月。

不安もありましたが、あの頃本人はやる気に満ちていました。

就職先の社長さんや会長さんたちに大変気に入られ、ご家族もと食事に誘っていただき、その後も良くしていただきました。

本人も初めての自炊生活で、料理に目覚めたのか、何か作ると写メを送ってきて最初は充実しているようでした。

こちらに戻ってきたときは、初任給入ったからとお寿司屋さんに連れて行ってくれました。

感激だったのを覚えています。

そんな息子に私は安心しきっていました。

 

簡単に行き来できる距離ではなかったにせよ、本当に辛い思いをしてるのに気付かなかった、親として助け舟を出せなかったことはとても悔やまれます。

 

今はもう自分自身と向き合うのに充分な時間を費やしてきたはずなので、ただ自分がやりたいこと、できそうなことを少しずつ始めてくれたらいいと思っています。

 

先日、尾石晴(ワーママはる)さんのVoicyの中で紹介された『はずれ者が進化をつくる』の新書を購入しました。

届いて早速読みました。

いつもはキンドル本なんですが、今回は息子たちにも読んで欲しかったので敢えて。

 

最近長男のことで漠然と考えていたことがあります。

読み進むにつれて本の内容と息子の状況と私が息子に対し考えていた事が重なり引き込まれていきました。

 

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帯だけ見ても、興味深い本です。

 

植物や生物などが生息する自然界は完璧です。

その素晴らしい営みに驚くとともに、改めて生命の尊さを感じました。

「多様性」についても深く知ることができました。

多様性とは幅広く性質の異なる群が存在することです。

私達が生きていく上で学ぶべきことがたくさん書かれています。

 

あらゆる物事に、人はものさしを使って優劣を測り、他と比較します。

無意識にそんな意味のないものの見方を息子に対してもしていたのかもしれません。

 

そのせいで私は親として息子本人の本質を見てやれていなかった。

それだけでなく傷つけてしまったこともあるでしょう。

彼らしさを活かせる場所が、きっとあの水槽の中にはなかっただけ。

 

生物たちは生き残るためにオンリー1になれるナンバー1のポジションを探します。

それは必ずあります。

なければ滅びてしまいます。

人間の世界も一緒です。

 

勝てないところでは戦わなくていい。

頑張らなくてもそれなりの評価を得られる得意なこと、それでいて自分が好きだというものを見つけてほしい。

自分の強みを知り、息子がここならやれるというニッチな場所を見つけることができたらいいと思う。

 

※【ニッチ】とは・・・元は建築用語で建物の一部をくぼませて作る空間のことで飾り棚のようなもの。ビジネスでは「スキマ産業」とも言われる。小規模で見過ごされやすい領域のこと。地球上の生物や植物の世界もそれで成り立っている。種の保存のためには生存競争に勝つか、あるいは同じ場所なら棲み分けをする。

 

私には叶わないような優れた能力を持っている息子。

不器用で少し弱いところもありますが、彼の個性は宇宙の歴史上唯一無二のものです。

誰もがそうです。

 

とにかく動かなければ何も始まりません。

リハビリでもいいから、一歩を踏み出してほしいです。

 

子供とはいえ、責任ある成人男性です。

親として手は出せませんが目は離さず、見守り応援したいと思います。

 

この1年半は、失った時間ではなく息子にとって必要な1年半だったと思いたいです。

それは今後の息子しだいですね。

 

がんばれ、長男!