mimigah’s diary

明日に幸あれ

親友

今日は日曜日。

このところ胃腸の具合があまり良くなくて、腰痛もひどく、なんとなく生命力が弱ってるようなそんな感じがしてました。

 

お昼頃いつも通りスーパーへ、夕飯の買い物も兼ねて長男(引きこもり)の食糧調達のため出かけました。

 

帰ってからノックし長男の部屋へ入りました。

すぐに食べられるようにと、おいなりさんとサンドイッチなどを持っていきました。

3週間ぶりくらいにかろうじて起きてる姿を見たので、少し話をしようと思いました。

何から話していいか少し迷いましたが、とりあえず近況を報告しました。

弟が明後日卒業式だということ。

そして春から高校生だということ。(言わなくても分かってるが)

私がもうすぐ何歳になるかということ。(そんなに?と思ったかもしれない)

父親が1か月の入院で体力がなかなか戻らないことなど。(あなたはどれだけ?)

強制するような言い方はしないように、私の思ってることを色々と素直に伝えました。

一方的ですがいつもより長く話せました。

家族であること、いつでも味方だし力になるということも伝えました。

 

「私ばかり話してるね、何か(言いたいこと)ある?」と最後に聞いたが、息子は首を横に振っていました。

私は散らかったペットボトルとゴミ袋を持って下に降りてきました。

 

日曜日は大河ドラマに備えて早めに夕飯の支度を済ませ、お風呂もいちばんに入るようにしています。

 

早々仕込み中、

ピンポーン!

郵便屋さんが書留を持ってきました。

友達のA美さんからでした。

中には桜の花びらが描かれたピンク色の便せんにきれいな文字で「ご主人退院おめでとう。」から始まるお手紙が入っていました。

それと1万円が。

 

ちょっと心が弱っていた私は涙が出てきてしまいました。

忙しくて、なかなか会えずにいましたし、私の性格を知ってかすごく心配してくれているようでした。

 

彼女は長く勤めてる今の会社ですごく人望があり、たくさんの部下をまとめながら、面倒見がよすぎるので倒れてしまわないかと心配になるくらいよく働きます。

もちろん家庭もあり、二人の娘や孫たちの面倒もよく見ます。

実家の両親や、姉の病気の娘の面倒までも積極的に見るような逞しい女性で、私からすると憧れのスーパーウーマンのような人です。

 

仕事もプライベートもどれだけ苦労してても、みんなの前ではいつも笑顔でふざけています。

おっちょこちょいで、たまに心配になるほど天然なところもあります。

だけど私には敵わないくらい心が強いのです。

本人はそう思ってはいないと思いますが、執念深さのようなものと芯の強さがあって、曲がったことが許せなく、ものすごく情が厚くて優しくて、そうゆうところが彼女を受難者にしてるなと昔から私は思うことがありました。

人が困っていると一緒に悩み、悲しんでると一緒になって泣くような人です。

時に部下のために、他の人に食って掛かるようなこともありました。

味方が多いのですが敵もいます。

それだけ自分を持っているということですよね。

ついでにすごく美人です。

 

争いごとが嫌いで、みんな仲良くしようよって考えの私はどちらかと言えばいつも八方美人の八方塞がりで、自分が嫌になることさえあります。

彼女は私の親友であり、尊敬できる先輩です。

 

忙しい彼女に遠慮して電話もあまりしませんでしたが、今日はすぐに連絡しました。

いちばん話したかった長男のことをいまさら初めて話しました。

いい会社に入れて、今頃頑張ってるのかと思ってた、と驚いていました。

それから彼女も誰にもわざわざ言わなかったけど、と娘さんの事で大変な思いをしていた事なども聞きました。

 

色々話してるうちに涙が止まらなくなりました。

 

他の人と話しても感情的にならない私ですが。

本当に気持ちを分かってくれる彼女と色々話せたことで、なんだか気持ちが軽くなり少し元気になれました。

 

家はそんなに近くはありませんが、週末とか時間が許すならいつでもおいでよと言ってくれました。

ひとりで抱えちゃだめだよと言われました。

 

彼女のような存在がいてくれて私は幸せです。

 

私も誰かが困っていたら、そんな時こそ寄り添い、力になってあげられる強さと優しさを持ちたいと心から思いました。