夫と次男のかねてからの希望で靖国神社へ行ってきました。
明治2年(1869年)に戊辰戦争、明治維新のころの戦没者を慰霊、顕彰するために明治天皇の勅令により創建され、国家のために殉難した人の霊246万6千余柱を祀るそうです。
私も日本人ですし一度は行ってみたいと思っていました。
感想としては、非常に興味深く拝見できました。
不謹慎になりますので表現が難しいですが、行って良かったと思います。
遊就館という展示施設があるのですが、一階は写真撮影できるので、何枚か写真に納めました。
二階の方は有料で廻るのにちゃんと観ると、1時間半から2時間ほどかかるくらい見応えがあるものでした。
二階は撮影禁止となっています。
旦那さんと高校生の次男は日本の歴史をよく知っています。
小学生の時、日本の歴史漫画を全巻セットで買い繰り返し読んでいただけあります。
中学生になりその知識は更に掘り下げられ、私からするともはや日本史の先生でした。
親子で色々と話しながら廻っていましたが私には着いていけません。
分からない事を次男に聞けばちゃんと答えが返ってくるので頼もしいです。
そんなのも知らないのか!と、言われながらも、自分なりに日本で起こった出来事を少しでも知識として取り込もうと努力はしてみました。
展示物には実際に砲弾を受けた隊員の写真、その時の隊服、体から出てきた砲弾などが生々しく展示されていたのが印象的でした。
絶対戻る事ができないと分かっていながら戦地に向かう隊員の家族へ宛てた手紙。
短い文面の中に全ての思いが凝縮されていました。
切ない以外の何ものでもないと思いました。
今のウクライナとも重なり、戦争がいかに惨く悲しく理不尽なものかと痛感しました。
戦争は絶対にあってはならないし、肯定はできませんが、日本の平和と人々の幸せのために戦った人達すべてに敬意と哀悼の気持ちでいっぱいになりました。
彼らが思い描いた日本が今あるのかは分かりません。
今のこの世の中を観たらきっと目を丸くするでしょう。
私達が今生きている、この日本を命がけで良くしようと戦った人達がいることを忘れてはいけないですね。
歴史の知識に乏しい私ですがたくさん思うことがありました。
旦那さんの亡くなったおじいさんのお兄さんが戦死しているので、その石碑に刻まれた名前を見ようと探し廻ったのですが、見つけられませんでした。
どこか離れた場所なのか、おばあさんも亡くなってしまって、場所を聞いてなかった事を後悔していました。
生きていた頃は毎年靖国神社へ参拝へ行っていたそうです。
私達は突然ポッと生まれたわけじゃないですよね、ふだんあまり考えませんが、ご先祖様からずーっとつながってる。
そんなことも感じることができました。
次男も何かを感じ心に刻んだに違いないと、彼の真剣な目を見て思いました。
来た甲斐がありました。
天気にも恵まれ、とても気持ちが良かったので、参拝がてら付近を散策し、武道館のある北の丸公園の方まで足をのばしました。
空がどこまでも青かった。